創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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雑草について ルル
人が雑草という植物への態度は時と場合によって様々だが、森などにハイキングに行き「ああ、緑がいっぱいで気持ちいいわね」などといっていた人でも、家に帰り庭の雑草をみると、血眼でぶちぶちとぬいてしまうのだ。それに、よく「あなたは雑草のような人ね」と言われることがあるが、この時約99パーセントの人がこのセリフを怒りで受け止めるだろう。しかし、雑草の本当のたくましさ、メリットを知っていれば、残りの1パーセントに分類されるのだ。(要約)
今書いたのが、「私の家は自動車が(感)」の要約である。上にも書いたように、人は雑草のことを邪魔者扱いする。その理由のほとんどが、「自分が育てている草花の栄養を奪うから」である。しかし、本当なそうなのだろうか…。植物は何かしら養分を取らなければ生きていけないのである。だからそれをまるで害虫のように見る人間も少し反省すべきなのである。
しかし、人間が考えるべき点はもう1つある。それは、雑草、雑草と人々は言っているが、雑草という名の植物は1つとしてないのである。それは本文中にも「スミレは私にとって大切な花だったが、おばあちゃんにとってはただの雑草に過ぎなかったのである」というようなことが書いてある。つまり、私にとってはスミレという名の大切な花だが、おばあちゃんにとっては、ただ単に道端にある雑草なのである。私の学校でも前に地域クリーン習慣というのがあった。その習慣では、地域の公園や、学校の周りなどに行って雑草抜きや、ゴミ拾いなどと言う清掃を行った。その中で、一緒に活動していた友達がきれいな花をぬいていた。私は「その花抜いていいの?」と聞いた。すると友達は「いいのいいの。それにこれ雑草だし。」と言っていた。つまり花は私にとっては「きれいな花」。そして友達にとっては「ただの雑草」だったのだ。他にもこのような例えはたくさんある。例えば「害虫」。この害虫は「ゴキブリ、ゲジゲジ、シラミ、ダニ」のことを言うのだろうが、実際には「害虫」と言う名の虫は一匹たりともいない。
人間と言う人種は、自分にとって大切なものを名で呼び、そんな大切ではないものをまとめた形でよぶのである。つまり雑草と言うのは特に大切じゃないという人間の観点から生まれた「ニックネーム」のようなものなのである。
講評 nara
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