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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   わたしもリンゴも同じようなもの   にわとり

 ヨーロッパにおけるリンゴの栽培は『創世記』までさかのぼり、4千年を越える歴史をもっています。なえ木を導入して明治から始まった日本のそれは、ようやく100年を越えたばかりです。味を悪くする技術は県の指導もあってすたれる傾向にありますが、一体この日本特有の現象はだれが悪いのでしょうか。美しくなければ買わない消費者が悪い、外観重視で値段をたたく流通機構に問題がある、まずくなるのを承知でやっている生産者が悪い……意見はさまざまでしょうが、はっきりしているのは、この奇妙な日本人な美意識には、いささかの軌道修正の必要があることです。(要約)
 日本は、無駄に包装し過ぎだと思う。少し大げさにいうと、八百屋にいって、リンゴにラッピングという話である。まるで爆弾をあつかうように(?)厳重に。こんな大げさなことが本当にあれば、誰もが無駄だ、と思うであろう。わたしは、この前に店へ行き、自分でのりを買った。(貼り付けるほうののり)レジに並び、ふと前の人の買ったものを見た。その手にはノート、ペン、消しゴム、鉛筆…文房具であった。そのくらいのものなら1つの袋に入れておしまいだろう、と思っていたのだが、ノートと鉛筆、ペン、消しゴムと2つの袋に分けて、さらにその2つをいれる大きい袋が。なぜ3枚も袋を…?と思った。わたしの番、わたしはのりだけなので、そんなに厳重にいれないだろう。と思っていた。小さくてカワイイ袋にのりを入れ、さらに先ほどの人より少し小さめの袋にその袋を。やはり少し厳重だ。ここの店の人は大げさなのでは??と思った。そう思うのも無理はない。(かな…?)わたしがよく行く店は、まあ、小物しか買わないからかもしれないが、だいたい
「シールでいいですか?」
と聞く。わたしはその店に慣れてしまったからか、今話に出ている店が少々厳重に感じる。だが、この話をよんで、厳重だと感じるひともいるのではないか。
 上の話では、何故そこまで外見にこだわるのか、と書いてあるが(届いているか〜?)今回は、外見にこだわるのだ、という話。5年の時、クラス替えがあって、そのときは、今と同じような、ショートカットであった。初めて同じクラスになって、今は親友の人に、最近、わたしと初めて会ったときの第1印象は?と聞いてみた。すると
「正直、髪の毛が短くて男の子かと思った。」
といわれた。でも、よく男の子に間違えられるのだが…それで、はじめの頃に書いた外見にこだわる、というのは、第1印象のことである。何かというと、わたしは、ショートカットで、男の子の服を着て、ほんとうに男の子っぽいから、大体第1印象は男の子っぽいといわれるのだ。寝癖がボサボサのまま学校へ行き、「だらしない」といわれると、もともとあった、相手のイメージに、またあらたに、「だらしない」というイメージが植え付けられるのである。そのようなことがあるから、外見にはこだわったほうがいいのだ。(2段落とまったく正反対なことを書いている…)
 人間にとって、外見とは、性格を映し出す鏡なのではないか。性格がキチッとしていると、外見もキチッとしている。だらしないと、だらしない格好しかしない。外見で、人が見る目も変わると思うので、やはり外見には、ある程度、こだわったほうがいいと思う。(これはわたし本人に言えること…)

   講評   jun

 70分で仕上げることができたね。だんだん書くのが速くなってきたね。これはいいことですよ。
 要約部分はうまくまとめましたが、元の文が敬体でも常体に直して書いていきましょう。
 一つ目の包装の話は、日本に特有のことかもしれません。「まるで爆弾をあつかうように(?)厳重に。」と、りんごを爆弾にたとえたところはうまいね。先生が昔(大昔)イタリアに行ったとき、市場でオレンジを買ったらそのまま手渡してくれました。(1個だけだったせいもあるのですが。)とても新鮮な感じがしたのを覚えています。
 二つ目の話は一つ目の話とは対照的で、外見にはある程度こだわった方がいいという話ですね。もちろん、外見で人を判断してはいけないけれど、あまりにも外見を気にしないというのも問題があるかもしれないね。
 外見ばかりを気にして、中身を磨かないのは困りますが、「外見とは性格を映し出す鏡」であることも心に留めておきたいですね。

■結びは「人」ということだけでまとめていますが、ここは「物」にも触れながら「外見と中身」ということでまとめられるとよかったね。

                         

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