創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   舞台   エガ

 大相撲をはじめて見にいったとき、びっくりしたことがある。それは、取り組み中、観客席が四六時中ざわざわしていて、呼び出しから仕切り、立ち会い、組み合い、そして勝負までのしだいに盛り上がっていくはずの緊迫感がぜんぜんないということだ。演ずる者と見る者、つまり演じられている舞台とそれを鑑賞する観客とを空間的に分離すること、そういう制度になれてしまうと、大相撲とか歌舞伎の楽しみかたに、はじめはとまどう。しかし、そういう感賞の仕方がもともとである。
 そう、もともとは客と主役が交われるような舞台だった。客が勝手にお喋りをしたり、食べ物を食べたりしていた。しかし、現在の舞台は違う。完全に客と主役の存在が隔離されてしまった。それでは楽しい舞台が作り出せない。だから私が主役だったら客が物事に入り込めるようなふうにしたい。
 その方法として第一に、参加による混乱を恐れないことである。例えば、授業中先生が話をしているときに、積極的に話を聞いて、質問したり自分の意見を言ったり、時には冗談などを言う。そうすれば、それまでしんとしていた場面も、楽しく、印象が残るようになるだろう。
 第二の方法としては、上に立つものが何でも自分でやり過ぎないことだ。皆さんは「明治維新」を知っているだろうか。明治維新が成功した理由として、西郷隆盛や勝海舟というような、若くてそれまでの形にとらわれない人物が行なったからである。(伝記)
 確かに、静かに、主役を見ることも大切だ。こんな話を聞いたことがある。演奏者として、見にきている客が寝たりしていると腹が立つ、と。しかし、それでは客との触れ合いが出来ない。だから私は客が参加できる舞台作りをしたい。

   講評   jun


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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