低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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新聞というものをまるで読まない(感) ITI
新聞というものをまるで読まない(感)
新聞というものをまるで読まないという人や、新刊書の広告を読むことが最大の楽しみだと言う人がいるが、私はどちらの方に近いのだろうかと考えてみた。どちらかといえば、私は、行間と余白の読み手であるのかもしれない。そこで、新聞を縁日として考えてみると、そこには、日常生活の時間の流れと異なったさまざまな偶然の介入があった方がよい。だからあえて大胆なことを言わせてもらえば、一年に一回か二回は、新聞休刊の変わりに、公募して素人に編集を任せる日とか、政治面、学芸、芸能、広告と言った区別を全く取り去った日あってもいいはずではないかと思われる。僕は広告欄などの余白なども必要だと思う。
第一の理由に、普段テレビなどでは入手できないような情報を手に入れることが出来るからである。広告の欄などは僕も良く見る。例えば、こんな広告があったとする「イタリアの旅□△●×・・・。」中学生がこんなものを見るのもアレなのだし、絶対できもしないものなのだが、つい興味をそそられてしまう。それに、テレビなどのCMなどでは絶対やっていないと思う。しかし、それでは何の知識もクソも得られないことになってしまうが、意外な広告などで、意外な発見をすることだってありうる話だし(ゴシップ記事はちょっと・・・^^)それこそオバチャンの井戸端会議で華が咲きそうなことが出てくるかもしれない。そういった意味でも楽しい事もあると思う
第二の理由に、広告は内容がなかなか充実していることにある。広告は、使用範囲が決まっているので、狭い所で合っても、無駄なところがなく、充実している。それに新聞総広告費は1991年が57.261億円なのに対し、2002年は60.850である(日本新聞協会によるデータ)。約3億円も増えている。ということは、新聞広告にかけるウェイトがだんだん大きくなっていると言うことではないか、と僕は思う。
確かに、広告は、新聞の本命ではないのだから、別にいらないといえばいらないのかもしれないが、最近のつらいニュース例えば、イランに対する欧米の姿勢とかかんとか・・・と言った物もかなり大切だ、が、やはりそんな悲しいニュースなどを見た後には、違う視点で、広告を見る
というのも、「寒さにふるえた者ほど、太陽の暖かさを感じる」という名言があるように、悲しいニュースがあるからこそ、広告が一層楽しい物となって行くのではないかと思う。
講評 yuta
これはよく書けているね。バランスも内容もいいです。
第一段落:要約、うまくまとめたね。字数もこのくらいでちょうどいいし、文章もわかりやすいよ。 意見もしっかりと書けたね。
第二段落:いい実例だね。「つい興味をそそられてしまう」。わかります。行けるわけがないのに日程やコース・注意事項までを熟読して、気分はミラノに飛んでいっていること、よくあります。 実際、先生の周りのオバチャン世代に新聞広告の旅行はけっこう人気があります。
第三段落:データをうまく使って説明できたね。 新聞広告の印象についてアンケートに答えたことがあります。普段は目に留めない分野の広告も、小さいスペースの中で良いところを伝えようと工夫されていることがよくわかりましたが、やはり印象に残ったのは大手企業の大型カラー広告でした。しかし、一体いくらかかるのでしょう。
最後は、反対意見に理解を示し、名言を引用してまとめられたね。一文がかなり長くてわかりづらくなってしまったので、途中で切りながら整理してみよう。
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