創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   雑草とは   いうや

 町中の雑草に対する人間の態度は時と場所によって様々である。野原などの自然の中では「緑がいっぱいで気持ちいいね」と喜ぶ人も、自分の家の周りや、庭に出て来た雑草は、すぐさま抜いてしまう。「雑草のようにたくましい」や、「雑草のように生命力の強い」などという表現は、ほめ言葉でよく使われる。だが、「雑草のようにかわいい」という表現は、絶対に使われない。そう言えば、99パーセント相手を怒らせる。 (要約)
 ぼくは、学校で、そこら辺に生えている雑草で遊んだことがある。部活中に、雑草で耳をくすぐり、「何でくすぐったでしょう」と、言って遊んだり。草相撲をしたり、小さい頃は雑草を丸めて、それを投げて草合戦をしたり、公園の草むらで、バッタやカマキリを捕まえたりしたこともあった。この話は母に聞いた話だが、一,二年生の時に山に登って土筆をとってきて、食べたこともあったらしい。だけどぼくは、まずくてあまり食べなかった。これは記憶に残っているが、四年生のころに金沢の兼六園に行って、どんぐりをとってきたこともあった。家に帰ってきて、いためて食べてみたが、まずくてのこした。まるで、ピーナッツの腐ったような味(ピーナッツの腐ったのは食べたことがないが)がした(笑)。
 去年の夏、庭と家の裏に生えている雑草を、ぼくと、弟と、父で、草取りをした。庭にはあまり草はなかったが、家の裏には草がぼうぼうにはえていた。抜くのにはかなり時間がかかって、何日かに分けて少しずつぬいた。根が張っていて草一本でもなかなか抜けない雑草もあった。少し経つとまた新しく生えてきて、全部ぬくのは、大仕事だった。
 人間にとって雑草とは自分の庭に生えてくるとすぐに引き抜くが、山などに行って雑草がないとさびしい。「やはり野に置け蓮華草」ということわざがあるように、雑草などは雑草にとっても人間にとっても野原にあるほうがいい。ぼくにとってもそうだが、違う意味で、「雑草魂」でこれから生きていきたい。

   講評   huzi

         
自然をテーマにして書く感想文、今までも何回か書きましたが、今回もまた新しい体験実例を見つけて、將君らしく幅広い意見を書くことができた。感心しました。
「短くなるかもしれない」と考えて、【前の話】を六つも考えたんだね。それぞれ、「雑草」を違った視点でとらえていて、おもしろいです。興味深いのは、どんぐりをいためて食べた話。つくしは時々聞きますが、どんぐりは初めて。
「ピーナツが腐ったような味」??? これはどんな味だろう(笑)。歯ごたえがはっきりしない、ぎんなんのような香りを連想しますが、そんな感じだったかな。 
そういえば先生のうちのシマリスもどんぐりを食べますが、あまりおいしそうな表情はしないです。
 雑草引き、先生も夏になると田舎でやらされます。本当に、雑草の根って強いよね。子どもの腕ぐらいの太さの根ががっしり張っていて、なめていたら反対に土の中に引きずり込まれそうになります。
【一般化の主題】、最後の一行が全体を引き締めているね。「雑草魂」とは、野球の上原浩冶が言った言葉。よい言葉を選んだね!

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