国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   昔の人のメッセージ   コジ

 お話とは、文学作品を語り手が声によって
表現しそれを聞き手ともども楽しむことであ
る。文学的に価値のある作品とは、内容だけ
でなく、その表現の形式からくる美しさが人
の心を楽しませてくれる。そしてまた、人間
についての理解を助けてくれる。お話は、昔
話に求めることができる。昔話は、普遍的、
根源的であり、その表現形式は、簡潔でそぼ
くな心の持ち主にもよく分かるようになって
いる。子供のころに、少しも昔話にふれるこ
となく育ったら、文学を味わい楽しむために
必要な要素が欠け落ちてしまう恐れがある。
お話に興味を持つ者にとっては、昔話は自分
をうるおせることができる泉のようなもので
ある。
 子供の頃は、よく寝るときに本を読んでも
らった。僕があらすじを言えるのは、やはり
昔話である。ウサギとカメは能力のあるもの
でも油断をしてしまうと負けてしまう、とい
うお話である。なんとウサギとカメは歌にま
でなって語りつがれている。
 かさこじぞうもよく覚えている。貧しくて
も他の人への心配りをすることの大切さを教
えている気がする。
 このように、昔話には教訓が隠されている
と思います。小さい子に道徳的に説明される
よりも、動物などを使って昔話として話され
た方が知らず知らずのうちに道徳感を学んで
いける。昔話が親からから子へ伝えられてい
ることによって日本人としての道徳感もこれ
から先ずっと伝えらていけると思います。

   講評   koni


 初めての感想文でしたが、頑張って仕上げてくれましたね。目標の「●600字」もクリアできました。

 第一段落の要約は大変よくできましたね。項目表の「●要約」のキーワードは「要約」になっていますね。キーワードは基本的に作文の中に入れるのですが、要約というキーワードを入れるのは無理なので、そういうときは(要約)と最初に書いてはじめるといいですよ。
 
 第二段落の体験実例(似た話)では子供の頃の話をよく思い出して書くことができましたね。ウサギと亀の話とかさこじぞうの話を例に挙げて書いたところがとてもいいですよ。
 
第三段落では「●前の話・聞いた話・調べた話」を書いてみましょう。お母さんに子供のころの話を聞いてみるといいね。先生の家には4歳の女の子がいるんだけど、ピノキオの話を信じていて、うそをつくと鼻が伸びると本気で思っています。そういう子供ならではの話がお母さんから聞けるかもしれないよ。

 第四段落のまとめはよくできましたね。一般化の主題でまとめてみよう。例えば、「人間にとって昔話とは生きるための教科書のようなものである。」というようにね。

★常体統一しましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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