低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人間だけができること ラブリー
人間だけができること
それまであったものをいろいろ組み合わせ、その中から美しいもの、心にうったえるものなどを選び出して創造ができる。創造は組み合わせたりしてやってみないとわからない。だめでもいいからやってみるのは、コンピューターなどではできない。創造は人間がやるのにふさわしいこと。脳の働きを役だて、創造のためにこころみをつみかさねないのは人間らしいことではない。≪要約≫
創造は、組み合わせたり変化させたりしていって初めて生まれるものだ。
世の中には、創造によって作られたものがいろいろとある。例えば、カレーうどん。カレーは日本とは全く違う所の食べ物だ。うどんは日本で食べられている物の1つで、カレーとは何の関わりのないよう食べ物だ。それが、今では誰かの創造によってそば屋さんにあったり家で食べたりもしているのだ。
私にも、似た話がある。先週の図工の時間に砂絵をやった。砂を混ぜようと思い残りの砂を見てみると、私が思っていた水色とピンクの砂はもう残り少なかった。これでは足りなかったのでしょうがなく残って久料が多かった方の水色と、たくさん残っていた紫の砂を混ぜた。水色は明るい感じだけれど紫は暗い感じの色だからきっと暗い感じになってしまうと思いつつも混ぜてみると・・・。それは以外にもきれいな色でビックリした。同じ系統の色だというのもあるかもしれないが、これは意外な発見だった。まるでこの長文に出てくる『レオナルド・ダ・ヴィンチ』のような気分だった。
私はこの長文を読んで創造を生み出すという人間らしいことをおこたってはいけないということが分かった。人間しかできないものだから人間がやらなければ誰もやってくれない。それに、創造を生み出すことによって意外な発見が得られるのだ。だから、創造することは忘れてはいけない。そう思うことが大切なのだ。
講評 nara
長文筆者が「創造」をどのようにとらえているか、しっかり理解できたね。普通は「創造」というと、大がかりで特別な人にしかできないようなイメージが強いけれど、そうではないのだね。既にある何かと何かを組み合わせるということは、創造の種は、いたるところに存在しているとも言えそうだ。まずは、まとめに書いてくれたように、創造するという気持ちを忘れてはいけないのだね!
砂絵の話は、とてもいい話。やってみれば当たり前のことのようでも、やる前は疑問や不安がぬぐえない。やってみたからこそ「これは!」と思えたのだね。きっと数々の名作を生み出したアーティストは、「これは!」にたどりつくまでに、たくさんの試行錯誤(しこうさくご)を繰り返したのだろうなぁ。その果てに「これだ!」が形成されたのだね。まさにラブリーさんは、ダ・ヴィンチへの第一歩を踏み出したということだ。これからも、「これは!」をたくさん見つけ出していこう。
ラブリーさんにしては珍しく、キーワードを落としてしまったね。図工のときの話に、「前に似たような経験をした。」と入れておけばよかったね。
残って久料 → ん? 入力ミスかな?
以外にもきれいな → 意外にもきれいな
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