国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「道」とは   いうや

 道にはいろいろな物が落ちている。きれいな石、虫の死骸、雑草、鳥のはね。そういう落ちている物に心を止めて楽しみながら歩く。舗装された道にはこんな物は落ちていない。もちろん舗装された道も、場合によっては大切である。埃をかけられる街道筋の家は気の毒だ。早く舗装しなければ、道筋の家は窓も開けられない。だが道が一番道らしいのは人間の暮らしを暖かに支え、いろいろな物を発見することのできる、踏みしめられた道である。 (要約)
 ぼくの住んでいるところの道は、ほとんど舗装されている。アスファルトだから、暖かさがなくなった。しかしいろいろな物を発見することができる。雑草がすき間から生えていたり、色様々なガラスの破片があったり、よく切れる石があったり、カマキリの死骸があったり、犬のフンもたまにある。しかし一番良く覚えているのが、どぶねずみの死骸が、道ばたで車に轢かれて死んでいたことだ。しかも二回。一回目のときは、頭がつぶれていて、なくなっていた。二回目のときは、ばらばらで、ぐちゃぐちゃになっていた。一回目のネズミが死んでいたときは、二、三年生の子が、石と石で尻尾を持って遊んでいて、次の日にはもうなかった(気持ち悪いのによく持てるよな〜)。二回目のときは、知らない間になくなっていた。ネズミがぐちゃぐちゃになっていたときは、まるで凶悪犯が、ネズミ殺しをして、死んでしまったあとに車が轢いていったようだった。これは聞いた話でネズミが死んだ時の血かもしれないが、道路に何か血みたいなものがあった。と、聞いたこともある。
 舗装された道でも変な物を見つけることもある。しかし舗装されてない普通の道のほうが、もっとすばらしい物を発見することができる。人間にとって道とは、埃が立って仕方がない、とか、車のとおりが多いという以外では、そのままにしておいた方が、地球のかけらを見つけることができる。

   講評   huzi

先生は夏休みに田舎にある畑に行くことがあるのですが、最近は畑のあぜ道も舗装されています。風情はないですが、雨の日は足元が汚れなくていいです。
 道らしい道は、外国の風景の中に今でも見つかりますね。中国の奥地やチベットの道。自然と一体になりながら、人間や動物が踏みしめていく道を、一度通ってみたいなぁ。
【前の話・聞いた話】に、何を書くか、電話で相談していた時は、かなり悩んでいましたね(笑)。自然シリーズも何回目かになると、例を思いうかべるだけで大変。そこで、今回は將君にしては過激な話題を思いついたね。道路でつぶれてしまったネズミ。こわかったでしょう。けれども、よく見て長くかけたのは立派。都会には意外とたくさんネズミが住んでいます。春になると、子どもが生まれてえさを探しにでてくるのでしょう。 
 將くんが書いている通り、舗装された道にも色々なものが落ちているね。周りに商店が並んでいる道はにぎやかだし、舗装されていても木が並んでいると四季を感じることもできる。
地球のかけらを探せるような土の道は、これからも減っていくと思いますが、舗装された道であっても周囲の環境をできるだけ自然に近い形に作り上げることが大切だね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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