低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
マイルーム ドルフィン
ドルフィン
「わぁ。私の部屋だ!!」
(書き出しの工夫)
わたしは、今までお兄ちゃんといっしょの部屋でした。でもお兄ちゃんが、ちがう部屋へいきました。でもお兄ちゃんは最初
「ぼくうつりたくないよぉ
裕子がうつればいいじゃん!!」
といやそうにおこりました。でも、お母さんが、
「あっちのへやのほうが広いよ。」
といったのでおにいちゃんが、
「じゃあぼく、うつる。」
といってから、ひっこしがはじまりました。
さいしょ、おにいちゃんの、新しい部屋から、タンスを、ベランダからリビングにもってきました。もうひとつ、おとうさんの、小さなタンスも、同じ道をとおって、もってきました。
つぎにお兄ちゃんのつくえをべランダからあたらしい部屋に、もっていきました。本だな(ほんなし)も、おなじみちをとおってもってきました。ほんは、いえの中を通って、もっていきました。あと、お兄ちゃんのガラクタをもっていきました。お兄ちゃんの部屋は、ぐちゃぐちゃです。おとうさんたちがはこんでいるあいだ、わたしはみまもっていました。(自分だけがしたこと)
わたしのへやに、お母さんのドレッサーがリビングからきました。あとわたしのおもちゃばこも、リビングから、きました。
わたしのへやは、とても明るくひろくなりました。いままでは、いるとおもっていたけれど、いらなくなったものをすてたり、いとこのちひろちゃんにあげました。ごみをすてるわたしは、まるでサンタクロースのようでした。お母さんにきいたはなしです。
お母さんは、ちいさいころ、つくえの1ばんおおきなひきだしにたからものをいれていたそうです。そのたからものとは、オルゴールとか、おりがみや、けしごむや、シールや、かみせっけんでした。毎週日曜日に、なったら、たからものがはいっている、ひきだしをとって、たからものをながめて、またきれいに、かたずけるそうです。
これをやるのがお母さんのたのしみでもあったそうです。かたずけるのが、きらいなおかあさんがなぜか、かたずけをたのしみにしているおかしなはなしだと私は、心の中で思いました。
講評 jun
お兄ちゃんが中学生になったのをきっかけに裕子ちゃんといっしょの部屋から別の部屋へと引っ越していったのね。荷物の移動(いどう)をひたすら見まもるドルフィンちゃん。一方重い荷物を運び出すお父さんたち。でも、ドルフィンちゃんも何もしなかったというわけではないのですよね。明るく広々とした自分の部屋をかたづけたのね。でも、ちょっぴりさびしかったのでは?
いつものようにお母さんから聞いた話も書けたね。引き出しにしまったたからものをまんぞくそうにながめ、かたづけるお母さんのすがたが目にうかぶようですね。「かたづけるのがきらいなお母さんがかたづけを楽しみにしているおかしな話」とは思わず笑ってしまいました。
★ 新学期最初の作文から◎がそろうとはりっぱですよ。
▲「かたずける」→「かたづける」
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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