国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   長所&短所   あめす

 「ハイッ」
僕は、いつもいろいろな授業で手をあげて発言する。大体いつも手をあげるメンバーは決まっている。僕は、手をあげて発言をすることを自分が積極的であり、それを長所だと思っている。
 よく長所を伸ばすといいという意見を聞く。僕もそれをいいことだと思う。僕は、いつもそれを学校で体験している。授業で、手を何度もあげて積極的に発言する。すると、自分の長所だからぜんぜん苦痛じゃないし、授業が楽しくなっていく。それに、成績が良くなるのである。自分の長所を伸ばしているだけで、成績が良くなる。まるで夢の話のようだ。周りの人から見れば、でしゃばりに見えるかもしれない。長所が短所に変わる場合があるようだ。
 しかし短所をなくすという考えもあるようだ。確かに短所をなくすのもいいことである。僕の短所は、短気なところである。僕は、何かちょっとでも気にくわないことがあると「むかつく」今でも母に対してちょっとしたことでも腹が立って、「カッ」となってしまう。僕はそんな性格であることを小学校のころからわかっていたので、中学校に入ってからは、学校だけでもできるだけ怒らないようにした。つまり短気をなくすようにした。ちょっとむかつくことがあっても、反応せず「はいっはいっ」といった感じで無視をした。ちょっとむかつくことが何度もあると本当に、怒りそうになる。そういうことが一度あった。僕の、クラスにとてもうっとしいやつがいて、何度も何度も「メールアドレス教えて」と言ってくるのである。僕が「いや」と言うと「何で」と言ってくる。そういう場合は無視する。しかしそいつは、次の日にもまたその次の日にも「メールアドレス教えて」と言ってくるのであった。そんなことをやっている間に、三学期が終わったのだったが、もし一学期にもまた言ってくるようなら、きっと短気なので怒ってしまうだろう。一度殴ってやったほうがいいかもしれない。(笑)
 大切なことは、長所を伸ばすか短所をなくすかではなく、その両方をやることである。(総合化)「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである」という名言があるが、長所と短所の両方をよく自分で知ることが大切でないだろうか。

   講評   mika


雅貴君、「長所が短所に変わる場合がある」というのは、おもしろい気付きだね。確かに、少し見方を変えただけで「積極的」は「でしゃばり」に、「楽天的」は「物事を単純に考える」になってしまう。受け止め方によって、まったく同じ物や人なのに「良くも悪くも変わる」のかもしれないね。
また、雅貴君は、自分の短気さもよく認識していたね(先生は、そんなふうに感じたことはないけれど、体験例がとてもわかりやすかったよ)。でも「一度殴ってやったほうがいいかもしれない」というのは、ちょっと物騒でいただけないけれどね(^^ゞ。
自分自身を知るというのは、簡単そうに見えて、実は一番難しいことだろうと先生は思う。だからこのように、自分自身の特性をきちんと心に留めておくのは、とても良いことだね。大切なことは、きっと「長所と短所の両方をよく自分で知ること」という、雅貴君のまとめの言葉そのものだと先生も思う。

「複数の意見」から「総合化」への流れ、初めてだけどよくできている。また、それぞれの意見の理由も明確に書けたね。いいぞー、この調子でいこう!

語句について
・手をあげて発言をすることを自分が積極的であり、それを長所だと思っている。 →手をあげて発言は積極的であり、それを自分の長所だと思っている。
・短所をなくす→短所をなくす方がよい
・「むかつく」→「むかつく」。(句点を入れる)
・ちょっとむかつくことが何度も→でも、ちょっとむかつくことが何度も(ここで段落を変えよう)。

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