低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
疑問 ほり内
昔の人は、疑問を大量に持っていた。例えば、なぜ人類はここにいるのか、また、なぜ太陽は光るのだろうかや、なぜトカゲはしっぽを切られてもしっぽは動いたままなのか(笑)などいろいろな疑問を昔の人は持っていたと思う。(まあ最後の疑問はいつの時代だって思う疑問であろうが…)そのいろいろな疑問を解決していくことにより、昔の人々の、文明が進化し、技術が進歩していった。例えば、「なぜ蛙は死んでいるのに蛙の足が動くんだろう」という疑問をイタリア人のカルヴァーニが持つことによって、電気を発見し、今日、電気がなければとても生活なんて不可能という状態まで普及していった。しかし、その普及の軌跡をたどっていくと、「なぜ蛙は死んでいるのに足が動くんだろう」という疑問をカルヴァーニが持ったことが、原点なのである。やがて、時は流れ、現代はどんなに手に入りにくい情報も手に入り、世の中色々な面で便利になった。しかし、現在の人々はあまり、疑問を持たずに、なにか言われたことを素直に受け入れ、ちゃんと実行するという、人々が多くなった。そういうう人々が多くなると、確かに、効率がいいのだが、指示をする人がいなくなると、現在の人々は、することがなくなり、指示待ち状態になってしまう。
そこで、わたしたちは、もっと疑問を持つことの大切さを見なおすべきではないだろうか。
そのための方法は2つあり、1つ目は、あらゆることを、1度自分なりに考え直すことだ。あらゆることを自分なりに考え直すと新たな疑問が浮かぶためよいと思う。例えば私は、風呂に入っていると、宿題のことや、提出しなければいけないことについてや、自分の人生のことや、(笑)ゲームをなにするかなどいろいろなことを考えるのだが、その中で、「あ、どうして、宿題をやらなきゃならんのだろう」などの疑問が生まれるのである。
また、学校教育でも一人ひとりの生徒が疑問を述べ合うことができるような余裕のある運営をしていくことである。つまり、先生がただただ、授業を一方的にして、生徒達の疑問を解決するひまがないと、生徒が勉強から離れてしまい、大学にすすむひとが少なくなるのだと思う。
確かに、素直にものごとをこなしていくことは大事である。しかし、勉強とはこなすことではなく、疑問を持つことだと私は思う。
講評 jun
新学期最初の作品からたっぷりと書くことができたね。ただ、第一段落の状況説明だけが全体の半分以上になってしまい、二つの方法についての部分が少なくなっているので、もう少し全体のバランスを考えて書いていくといいですよ。
与えられたものを素直に受け入れるだけで、疑問を持たなければ自分自身も成長しないし、社会全体も進歩しないはずです。そこで、疑問を持つことの大切さを見直すための二つの方法を考えることができました。あたりまえだと思って受け入れていたことを改めて考えてみると新しい発見があるかもしれませんね。また、学校教育でも与えるだけの教育ではなく、問いかける教育をしていくことも有効でしょう。
結びは、反対意見への理解を示しながら、自作名言でしめくくることができました。自作名言はこんな感じでOKですよ。
■「体験」というキーワードを忘れずにね。
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