国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   only one!   たこ焼き


 わたしたちは、「コイン」と呼ばれるものは「丸い」と思いがちである。確かに、コインは丸い。体験してみると、わたしも丸いと言ってしまった。というより、わたしたちはその丸い部分しかふだん見ていないからだろう。(笑)例えば、10円玉を十円と書いてある面を上にして見ると、丸だ。では、それを立ててみてはどうだろうか。なんと、丸ではなくて薄い長方形に見える。そして、それがわたしたちにはわかりきってしまっている。しかし、試しに「コインは長方形だ!」と口に出して言ってみると、なぜか異様な発音をしているような気がする。(笑)では、コインはやはり「丸い」と表現すれば良いのだろうか?(笑)
 例えば、Aさんが「葡萄っていったら紫よね〜。」と言ったら、Bさんが「あら、黄緑も葡萄よ〜。」なんて、葡萄でもいろいろな表し方がある。(紫は巨砲、黄緑はマスカットである。)このように、形だけでなく色でも言える。では、世界地図の上下を反対にしてみよう。どうしても、その地形に見慣れてしまうと、なぜか変な感じがする。では、地形の位置をずらしてみよう。わたしたちがふだん使っている地図は、日本や韓国などのアジアが真ん中に描かれている。しかし、おもしろいことにヨーロッパの地図はヨーロッパやアメリカなどが真ん中で、日本など地図の端である。(笑)ちなみに、ノーベル賞で昔「こんな端のちっぽけな島で研究ができるか。」と賞がもらえなかったのも、ちょっと端だからってバカにされてた。土地も島国だから狭いし・・・。←韓国だったらバカにされなかったかなあ(笑)慣れるということはある意味怖いことだ・・・。(笑)
 「レトリック」という言葉がある。「レトリック」とは、多角的に考え、かつ多角的なことばによって表現してみることである。それでは、今回のイラク戦争についていろいろな角度から見てみよう。いいこと、悪いことがある。(当たり前だろう 笑)どちらが、良いか悪いかなどは決められないけれど、レトリック感覚で見てみると、一方を攻める感じではなくて良い感じがする。(^0^)
 昔の人は、子供といえば子供っぽい。大人といえば大人っぽかった。しかし、今では子供でも大人っぽい人がいることは事実である。わたしは、人それぞれちがって良いと思う。理由は、人間として見ると、いろいろな立場や過去をしょっているので人それぞれみいんなちがうのは当たり前だ。それも、レトリック感覚だ!
 わたしたちは、自分の目でしか見ていない。そのため、見ていない部分がある。つまり、見逃していたのだ。自分一人で、判断てはならない。2人以上の人と確かめ合った方が良いと思う。一人一人人間はちがう。世界にたった一人しかいない。そして、自分だけの見方がある。それを、自分で理解してどんどんいろいろなことをレトリックで見ていこうと思う。そうさ、わたしたちは世界で一つだけの花!!(only one!)
 

   講評   nara


 SMAPのあの歌はずいぶん人気があるのだね。「ナンバーワンよりオンリーワン」ね。レトリック感覚とここを結びつけたのは、いつもながらたこ焼きさんのセンスのよさだ。例えば、ある一面だけを見て判断した言葉「明るい」これだけで人を分ければ、「明るい人」は何万人もいるね。歌と関連付けるとすれば、「明るい人」の中で序列をつけることになる。しかし、「明るくて……で……で、そして……」とその人をレトリック感覚を駆使して見ていくと、それは徐々に絞り込まれて「オンリーワン」になるわけだ。「その人だけ」をクローズアップするには、レトリックがあってこそなのだね。
 筆者が多角的に見るということと、表現することが、密接につながっていると考えていることに着目していこう。それだけ、筆者は言葉・表現ということに重きを置いているのだね。イルカやクジラなども言語を持つといわれているけれど、人間の言語能力は他の生き物と比べてはるかに高い。つまり、その能力をいかに活用するか、というところに人間の課題があるのだね。人間の不幸は人間の持つ能力を活かしきれないところから生じていると考えられるね。紋切り型でなく、一方的でなく、多角的な見方をすること、それは人間に与えられた能力であり、使命でもあるのだろうなぁ。
 レトリックという言葉、これからも作文に使えそうだね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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