国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾は少しだけ   いうや

 矛盾には良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものは省いて考えるようである。しかし、いわゆる論理なるものが塩の入ってないおしるこのように、間の抜けたものであることを直感で感じる。ぼくも少しぐらい矛盾があってもよいと思う。
 その理由は第一に少しでも矛盾があるほうが、毎日が楽しくなるからだ。いつもいつも朝起きて、顔を洗って、朝食を食べて、学校へ行って、勉強して、昼食を食べて、勉強して、部活して、家に帰ってきて、夕飯を食べて、お風呂に入って、今日の勉強の復習をして、寝る。という毎日だと、つまらなくて疲れて、毎日がつまらなくなってしまう。だから、たまには寝坊したり、学校を早退したり、旅行に行ったり、テレビ見たり、本を読んだりしたほうが、楽しい生活ができて、一日一日が楽しくなると思う。
 また理由は第二に、矛盾があると新しい発見ができるからである。ぼくは前こんな体験をしたことがある。あるところへ行くために、いつも行っている道とは別の道で行こうと、いつもと違う道で行った。そしたら迷子になってしまった。そして適当な道を行ったら、なんとものすごい近道で、びっくりしたことがあった(笑)。
 確かに矛盾ばっかりしているとだめだが、「何事もしない者だけが失敗もしない」と、言う言葉もあるように、いつもいつも同じとことばかりして、失敗も成功も喜びもない。少しぐらい矛盾があるほうが毎日が楽しくなったり、良い事があったりするので、ぼくは、矛盾がるほうがよいと思う。

   講評   huzi

 今回も、全項目に◎がつきましたね。長文のテーマは「矛盾」でしたが、將くんの意見の展開の仕方には、矛盾はない(笑)。とてもよくできています。
 矛盾というと、つじつまが合わない悪いことのように思いがちですが、柔軟に考えると、生活の中にも矛盾があるね。たしかに、中学生として正しい生活をするには、「朝食を食べて、学校へ行って、勉強して、昼食を食べて、勉強して、部活して、家に帰ってきて、夕飯を食べて、お風呂に入って、今日の勉強の復習をして、寝る。」パターンは文句なしです。けれども、こういう生活が続くと、平板さに飽き飽きしてくる人も多いでしょう。 「いけないこと」、つまり寝坊や早退、勉強時間をけずってのテレビ、本の夢中で宿題のことをわすれるなどがあることで、生活にメリハリができて飽きずに過ごすことができるんだね。
 第二の【理由】では、矛盾が新しい発見につながることを指摘できたね。当たり前のことだとされている習慣をちがった目で見ると、新発見があるのは、ニュートンのリンゴと同じ。先週読んだ「レトリック感覚」にもつながってきますね。 この矛盾を発掘するには、感覚の柔軟さが求められそう。
 【名言の引用】も、◎。 【是非の主題】は、それまでの説明に説得力があるおかげで、しっかりときまったね。
 確かに矛盾ばっかりしているとだめだが→確かに矛盾ばかりではよくないが

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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