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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾賛成!   いせつ

 どうも、矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。避けなくてはならない矛盾とは相殺の論理のことであり、こういう結果を招くような対立と矛盾がつまらぬものであるのははっきりしている。論理的一貫性とは、かくれた信仰の1つにすらなっているが、裏返してみれば、同類同質的なものが猫の子一匹も通さぬような近接状態で数珠つなぎに並んでいることにすぎないではないか。僕は矛盾はよいと思う。その理由は2つある。
 1つめの理由は矛盾がなくなってしまい、どんなことでもうまくいったら、気味が悪い。それに矛盾がないと「リンゴは落ちても月は落ちてこない」といったニュートンの法則は見つからなかっただろう。僕も気持ち新たに通いはじめた中学で、作った友達との会話でも矛盾がないと全くつまらない。学校の先生の話でもちょっとずつ、謎と矛盾があったほうが、友達どうしでも学校の先生の話を話題にするときに楽しい。
 2つめの理由は矛盾が全くなくなってしまうととてつもなく堅苦しい世の中になってしまう。学校の音楽の授業での僕の体験談。学校の行事に向けて歌の連習をしていた時にクラスのほとんどの人が音程を見事に外してしまったことがある。僕たちのクラスは、パートが低いほうの音だったので、とてもつられやすかった。音楽の先生はみんなに正しく教えなくてはいけないという、務めがあるから、どうしても音程(それも前の日に教えてもらったばっかりの物)を外してしまったら当然おこる。でもその外した音程のほうが歌いやすいし、なんといっても自然だ。ちょっとぐらい矛盾していても認めてほしい。覚えなおすのも面倒(笑)。
 確かにさっきの僕の体験談みたいな矛盾ばっかり認められるのも、文部科学省も困るだろう。それでも、「上天気の日に、嵐のことなど考えても見ないのは、人間共通の弱点である。」という名言から学んで一見矛盾しているように見えても、少し考えてから行動するのが良いかも知れない。

   講評   jun

 矛盾はよいという意見で二つの理由を挙げることができました。
 何事もシナリオどおりにうまく進んだら気味が悪いとはそのとおり。(笑)でも、大切なのはその次の部分ですね。矛盾があるからこそ、そこから新しい何かが生まれるのです。
 矛盾というものを排除してしまったら確かに堅苦しい世の中になってしまうでしょう。歌の練習に関して少しぐらい矛盾を認めてほしいといううっちー君ですが、音楽の先生としては、やはりそれは認められないでしょう。
 結びは、反対意見への理解を示し、名言を引用してまとめることができました。ただ、「さっきの僕の体験談みたいな矛盾」という表現はわかりにくいので、どのような矛盾なのかをもう一度はっきりさせた方がいいですよ。

▲「1つめの理由は矛盾がなくなってしまい、どんなことでもうまくいったら、気味が悪い。」→「1つめの理由は……君が悪いからだ。」
二つめの理由も同様に「……からだ。」などとしましょう。

★ぴったりの絵を貼り付けることができたね。(笑)

   

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