創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ぺんぺん草の道 リッチ
ぺんぺん……ぺん、ぺんぺぺん。
「ほらなる。」
私の通学路には、ぺんぺん草がたくさんさいています。私は、花をつんで、ハートの草をたらします。そして耳元でゆらします。すると……
”ぺんぺんぺん・・・・・・ぺん、ぺんぺん”
となろます。はるの、そんな音を聞くと、なんだか心がほかほかしてきます。まるで、春のようせいになった気分です。学校の近くには、さくらがたくさんさいています。ようち園の前のさくらは色がこいピンクです。でも私は学校の近くのうすいさくらの方が好きです。風にふかれて、パラパラッと落ちていくのがきれいです。でも、落ちたさくらを取ろうとすると、全部ありません。多分、おそうじのおばさんがかたずけでしまったのかもしれませんん。残念だなあ。みんなも、
「あぁあ。せっかく来たのに。ドッチボールやる人ぉっ。」
「え?ぜんぜん……というか全くないじゃん。帰ろ帰ろ。」
「えぇっ!本当にないの?」
と言って帰ってしまいます。
私が春を好きな理由は、
「ガンバルゾー!」
と心がはたらくからです。それに、私のおたん生日も三月だからです。何よりもあたたかくなるからです。
そよそよ、ふわふわ、さやさや、そよそよ…… ……
講評 nara
人によっては見向きもしないぺんぺん草。よく見ると、確かにハート型だね! こういうところを作文に取り上げられるのは、観察力があるからだ。リッチさんは、季節のワンシーンを取り上げるのがうまい。すてきな作文だね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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