創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2569 今日11 合計2624
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   真実は1つだが考え方はいろいろ   海亀航

矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、よいものを除外して考えているようである。劇楽には病気を治すものがたくさんあるが、不用意に使えば命とりになりかねない。どれもこれも毒として敬遠した方が安全である、というのにいくらか似たところがある。僕は、「矛盾」というのは、よいものではないかと考える。
 理由の1つ目は、僕の学校では最近、クラスとクラスの間に置いてあるソファーに人を倒すというプロレスのようなものがはやっていて(笑)その時おきた事件の体験だ。たおされる役の人はじゃんけんで決めていて7人ほどでやるため6対1の勝負である。それを僕らは楽しんでやってる。もちろん、やられる方はやわらかいソファーにたたきつけられるわけだから痛くない。そうやっているうちに先日の放課後、先生によばれた。なにかと思えば、いじめをしているということでよばれたらしい。周りの人が先生に報告したらしい。それは確かに周りからみればいじめに見えるかもしれないが、やられている本人も承諾しているわけだし、矛盾だと思った。しかし、それで大怪我をふせげるわけだからいいとおもった。
 最近、「イラク戦争」というのがちまたで騒がれている。内容はイラクが大量の破壊兵器をもっているということをアメリカだけが知っていて、国際連合がそれを聞いて査察団をおくり、調査をしたが見つからなかったので、アメリカが戦争をし始めたということらしい。その中でアメリカは戦争をすることにしたが、フランスとドイツはもっと査察を行うべきだと主張していた。僕の意見を言えば、アメリカは矛盾していると思う。なぜなら、アメリカは世界の平和を守るとか言っておきながら、戦争をしてイラク国民やアメリカの兵士が傷ついたり、死んだりしているからだ。やはり、フランスやドイツのように査察で様子を見ていたほうがよかったのではないかと思う。しかし、逆に考えて見よう。アメリカは矛盾していない。アメリカのように戦争をしかけなければ、査察している最中に破壊兵器をつかわれてしまうかもしれない。大きな被害がでる前に小さな被害ですませてよかったのかもしれない。矛盾とは一方から見れば矛盾だが、逆から見ても矛盾なのであることに気が付いた。
 僕は、矛盾は人間にとってなければいけないものだと思う。「人間は、求めているかぎり迷うものだ」という言葉がうなずける。なぜなら、人それぞれの考え方がなければ一つの考え方だけが通ってしまい、大損害を受けてしまう可能性もある。人間は矛盾したことを繰り返し、強くなっていくと思っている。

   講評   ima

今回の目標「●600字」を楽々クリアしましたね。
●名言の引用もよくできましたね。 

 第一段落は、矛盾をわかりやすく解説した、いい部分で要約できました。

 第二段落では、体験実例を書くことができました。矛盾することって結構あるものですね。改めて考えると探すのが難しかったと思います。

 第三段落では第二の理由は〜という書き出しの方が、意見文として、わかりやすいかもしれませんね。今回の第三段落は、矛盾がいいという理由ではないので、このままでよいと思います。矛盾した社会の実例を挙げたのは興味深いですね。第三段落の実例は体験実例だけでなく、聞いた話や調べた話、テレビでみた話や本で読んだ話、長文からの引用など、少し変化をつける段落なのでとてもいい展開でした。
第四段落は、1ヶ月前まで小学生とは思えない、深い考え方ができました。
日本の歴史も、世界の歴史も戦争と平和を繰り返えしています。
戦争はいけないとわかっていて、繰り返す1番おおきな矛盾ですね。航君の題名に考えさせられますね。




毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)