国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   島国言語の特色のひとつは(感)   ITI

島国言語の特色のひとつは(感)
 島国言語の特色の一つは、あいてに対する思いやりが行き届いていることである。島国言語のもうひとつの特質は、話の通じがたいへんよいということである。言語には冗語性というものがある。ヨーロッパ語の中でも、ドイツ語がいちばん冗語性が高いということであるが、ドイツ語を論理的でなんとなく理屈っぽいと感じているのはこの冗語性と無関係ではないと思う。
 日本語は、相手に通じやすいと言う意見がある。確かに、僕も少略語をよくつかうが、多少意味が良く分からないところはあっても、だいたい自分の言いたいことは通じる。という体験がある。それに、無駄なところも省くことが出来る省略語を使えば、お互いに親近感がまし、より話、内容を深めることが出来ると思う(笑)。
 大陸言語は正確に相手に意味が伝わって良い。という意見もある。あいまいな表現がなく、きちっとしているので、相手が違う意味に誤解せずにすむし、細かい所まで情報がきちっと伝わる事務や、その他お客を扱うところでは、あつらえ向きの言語だと思う。
 しかし、大事なことは、日本語がいいとか、大陸言語がいいといったことではなく、皆いい所を持っていると言うことである。(総合化)「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。」という名言があるように、それぞれ場合によっていいこともあるし、それだと都合が悪くなる事もある。そういった所をきちっと頭に入れておくことこそが一番大事な事だと思う。

   講評   yuta

いい流れで書けているね。◆要約→◆意見A→◆意見B→◆総合化の意見 の四段落構成。バッチリだね。
◆第一段落〔要約〕:いいところを抜き出せているね。字数もちょうどいいです。
◆第二段落〔意見A〕:日本語は相手に通じやすいという『意見』。略語を使うことで言いたいことが通じるという『体験』を具体的に紹介できるともっといいね。(普段のなにげない言葉のことだから難しいかもしれないけど)
◆第三段落〔意見B〕:大陸言語は性格に相手に意味が伝わって良いという『意見』。
◆第四段落〔総合化の意見〕:名言を引用しながらうまくまとめられたね。大切なのはAがいいとかBがいいとかいうことではなく、場合によりけりだということをきちっと頭に入れておくこと。 昔は日本人同士のコミュニケーションだけで生活できたけど、現代は、日本の中にいても海外との関わり合いは避けられない時代だよね。日本語らしい曖昧な表現がまかり通らない事態に遭遇することが多くなるかもしれない。そういうときに慌てない心構えをしておきたいね。
   

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