創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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集団の難しさ ほり内
人間とは、一般的に、集団の中でしか生きられない生き物だといわれている。「絶対に俺は一匹狼だ」と思っても、実は何かしらの集団または、組織に加わっているのである。しかし、集団を作ってから全くそのままの状態でずっと維持させるというのは、非常に、難しい。維持させることの出来る可能性はほとんど、ゼロに近いものだと思う。しかし、維持できなかった、集団を活気付けるということが可能になる。それはどんなものかいうことかというと、集団の中に敵、つまり裏切り者を作ることである。裏切り者にされたほうはたまったものではないが、その集団はその裏切り者を、追放するなり、処罰したりしようとするために、少し、しぼんでいた集団は、皮肉にも活気付くのである。確かに、裏切り者を作るということは、集団を活気付けるのに効果的なのかもしれない。しかし、裏切り者を作り続けていると、例えば、インカ帝国の、いけにえみたいな、身代わりが必要不可欠な時代になってしまう。
私たちは、内部に裏切り者を出さなくてもいいように、強く生きなければならない。
そのための方法は第一に、自分が何か失敗しても、他人のせいにせず、この失敗は、自分の努力不足だったというふうにおもえる、ちゃんとした、強い心を持つことが重要だ。私も、誰かの陰口をすることもあった。しかし、マイナスという面で、盛り上がっていた。(体験)だったら、好きなゲームの話をしたりとか、マンガのはなしをしたりとかして、プラス面で盛り上がっていくべきである。(もちろん私も、プラス面で盛り上がった事はある)(笑)
また、情報を惜しげもなく公開する社会を作る方法もある。情報があまり公開されなくなると、集団の中の人が、次々に、疑心暗鬼になり、「アイツが裏切り者だ」「コイツが裏切り者だ」と、裏切り者をどんどん作っていくことになる。そのために情報を惜しげもなく公開する必要があるのである。
確かに、集団を活気づかせるためには、敵を作ったほうがらくだが、「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであてはならない」という名言のように、私たちは強く生きなければならない。
講評 jun
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