国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2434 今日212 合計8542
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   日本語の使い方   ラブリー

 日本語の使い方
 日本語は、部族言語だ。これまで、日本語は外側の目は全くなかった。外国人は外の視点しか持っていない。日本語国際普及の1つの大きな課題は外の視点を取り入れた日本語辞典を作ること。日本語は、植木屋を10年入れなかった庭のように荒れ放題だが、多くの西洋の言語はヴェルサイユ宮殿の庭の木ように人工的な手入れがされている。これから、日本語を相当大きな研究課題としてお金をかけ、真剣に取り組まないとどうにもならない。
 日本語は、荒れ放題の庭のように整理されていないので、言葉の使い方が難しい。
 私は、学校で段落ごとに要約したとき、このような体験をした。
 要約を発表する時、ある人が
「遺跡から、縄文時代の生活が豊だとわかった。」
と発表した。先生は、
「遺跡から、縄文時代の生活が豊だとわかった?遺跡から、縄文時代の生活は豊だとわかった?どっちだ?」
「『は』じゃない?」
「『は』でしょ。」
みんな口々に言った。
すると先生がこう言った。
「本にのってたんだけど、〜はと〜がっていうのは似てるようで違うんだって。使い方によって意味が変わるでしょ?」
私は考えた。確かに、「私は、鉛筆を持っている」と「私が、鉛筆を持っている」とでは意味が違ってくる。そう考えれば、『は』と『が』の使い方を考えなければならないのだと思う。これは、日本語が手入れされていないからややこしく、難しくなってしまうのではない か。
 言葉は人間にとってなくてはならないもの、日本語は日本人にとってなくてはならないものだから、このままにしていてはいけないと思う。日本語は難しいと思うことは、庭を手入れしなければならないと気付くことの第一歩なのだ。

   講評   nara

 「は」と「が」の使い分け……実は、考え出すとなかなか奥が深いね。普段はあまり考えずに使い分けをしているけれど、用法には違いがある。また、「ん〜、どちらでもいいかなぁ。」と思われるようなこともある。日本人は、それを半ば無意識に使い分けているけれど、外国の人にとってはまずつまづくところかもしれないなぁ。
 できれば、要約を参考に、「どうして手入れされないままできたのか」について、ラブリーさんなりに原因をまとめてみるとよかったね。原因がわかると、結果にも納得がいく。そうすると、どうすればいいのかということも見えてくるからね。
 まとめに書いてくれたように、「気づき」というのはとても大切だ。当たり前だと思っていることについて、ちょっと足を止めて「どうして?」と考えることは、いろいろな場面で必要だね。
たまたまラブリーさんが書いてくれた感想文にも「要約」という語があったから、【構成】に◎がついているけれど、本来は長文の要約の終わりに(要約)と入れることになっているよ。今回はオマケだ。
 !や?の後は1マス空けよう。ただし、直後が閉じカッコの場合は空けない。
 → 「今日は晴れているね! 散歩にでも行く?」
元々、!や?は日本語の文章では使わない記号だから、変則的なのだね。 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)