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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   サッカーはフェイントが命   海亀航

 饒舌の人は、とかく「間」をとることに気が回らなかったり、「間」の必要を感じていない場合が多いのに対して、話上手と呼ばれる人は、意識してあるいは無意識のうちに、うまく「間」を取り入れているという違いがあるように感じる。風を吹かせながらの饒舌であれば、聞き逃されることも少なく、風の間に相手が想像し思考する余裕を与えておいて、更にたたみかけるのもいいだろう。僕は「間」というものは何に関しても必要だと思う。今から理由を説明しよう。(是非の主題)
 一つ目の理由だが、僕は今サッカー部に入っていて、その中でタックルの力とキック力でせめる友達がいる。その友達はボールをただ思いっきり蹴ることしか考えていない。それに守りでもただ思いっきり体をぶつけるだけだ。だから、その友達は足元でボールを動かしたり、敵の動きを警戒することなんてめったにやらない。僕はテクニックでせめる方で、友達とは違いスピンボールやフェイントが得意だ。僕はある日、部活でその友達とチームが別れた。友達は最初から力強いプレーで攻撃してきた。最初のうちは五分五分だったけど、そのうち差がつき始めた。なぜなら、友達はボールを持ったら蹴るという攻撃だったが、僕はリズミカルにボールを扱いその友達がついてこられなくなったからだ。やはり、スポーツでも話すことと同じように「間」をとることつまり「リズム」が大切なんだなと思った。(体験)
 二つ目の理由として、僕は中学生になったので学校の授業でも英語をやっている。英語は発音が難しいとか空間のあけ方が難しいとかいうことをよく聞くが、それをこの前実際に感じた。それは英語の時間の「あなたは誰ですか?」や「あなたは日本出身ですか?」と言う練習で、あるグループが起こした問題により感じることができた。まず、ある男子が女子に「あなたは誰ですか?」と聞いた。すると女子は自分の名前をこたえる。そこまでは問題はなかった。しかし、次の質問のときに男子が「あなたは日本出身ですか?」と聞くはずなのに、またさっきと同じ質問を途中まで言ってしまい、息もつかず続けて違う問題を言ったため、女子はなんと聞かれたかもわからずに困って会話が成り立たなくなってしまった。英語にこそ「間」の必要があるんだと実感した。
 話すときに時間がなかったり、急いでいる時などに「間」をとらないのはしかたないとしても、僕は「間」というものがあってこそ、会話が成り立つと思っている。なぜなら、「間」がなければ意味がわからなくなってしまったり、相手が聞きにくくなってしまうからだ。また相手に、考えたりこたえたりする余裕を与えることもコミュニケーションには大切なことだ。名言にも「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」とあるが、会話ではいかにコミュニケーションが上手く取れるかということを第一に考えるべきではないか。それに、会話だけではなくサッカーなどのスポーツでも間やリズムがなければ、すべてが単調なものになってしまう。僕はこれから「間」というものを重要視していきたい。

   講評   ima

間という題材に対して、「サッカー」というスポーツで体験実例を挙げましたね。とてもおもしろい例でなるほどと思いました。
会話だけでなく、いろいろなことに当てはまるのですね。
英語に関しても、いい例ですね。もし外人と話すにしても、間があったほうが、こちらも相手もわかりやすいですよね。
話し上手だったり、聞き上手だったり、間というものを意識すると会話が楽しくなりますね。学校の先生の授業についても、思い当たることがありますね。間の取り方がうまい先生は、授業がたのしいよね。
名言の引用もうまくできました。時間についての名言は忙しい毎日の中で、とても必要な言葉ですね。

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