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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ほな、さいなら!   スマイリー

「最初はグー、ジャンケンポイ。」(書き出しの工夫)
私のクラスでは帰る前に、必ずこの掛け声をみんなで言っている。私のクラスの担任、古賀先生はにぎやかで元気な先生で、ウルトラマンが大好きな先生だ。福岡からこの横浜にきて、横浜も初めて、上郷南小も初めてだけども元気に福岡弁をしゃべる先生だ。私は古賀先生と一緒に授業などをしていて福岡弁をたくさん覚えた。覚えるときはいつも同じパターンだ。
「はい、じゃ教科書なおして。」
と古賀先生が言う。私たちは意味がわからないから古賀先生に聞く。
「なおすってどういう意味ですか。」
「あぁ、こっちではなおすっていわないのね。えーと、じゃなんていうのだろう、しまう?」
「なるほど。」
これでみんな納得する。「なおす」のほかに覚えた福岡弁は「おごる」(怒ると言う意味)あと、さようならのかわりにほなさいなら、と言ったりさようならをしたあとに、先生はほなかえりまひょ、って言ったりする。でも私は福岡弁をしゃべるのも古賀先生の個性だと思うからあまりきにしてない。初めての体育のときはみんなでドッジボールをした。古賀先生は、まるで子供みたいにはしゃいでいてとってもたのしそうだった。それに私もとっても楽しかった。先生ががんばってみんなをあてようとするから、みんなもがんばる。だから全体がもりあがってみんな楽しくなる。先生がいるとみんなが笑顔になれるのだな、と思った。
こんな体験もあった。古賀先生が初めて横浜で給食を食べたとき、
「横浜の給食っていいね。」
と言っていた。私がなんでかと聞いたら
「パンが大きいし量も多いから。」
と言っていた。私は実際ちょっと量がおおすぎるな、と思っていたからびっくりした。それに、自分の携帯で給食の写真を撮って写メールで友達に送っていた。給食でナンが出た時には、自分の口でくわえて食べている様子を撮ってまた友達に送っていた。そして揚げパンが出るのをとっても楽しみにしていた。揚げパンがでたひは給食当番に
「早く早く!」
とせかして急がせた。揚げパンは2個も食べて
「あぁ、おいしい。」
と言っていた。
 古賀先生は元気な先生で、私たちのことにも真剣になってくれる。そして、どんな先生とも、子供たちとも仲良くできる。古賀先生がいつも言うことは「けじめをつけて。楽しいときは思いっきり楽しんでいいけど、勉強するときや、話を聞くときはちゃんとけじめをつけて。」私はそれを先生のためではなく、自分のためにできるようになりたい。
 古賀先生一ヶ月半すごして、楽しむことはとっても大事だけど真剣なときには真剣になることが大切だと分かった。

   講評   jun

 古賀先生の簡単な説明をした後にエピソードをたくさん書いたところがとてもいいですよ。
 まず、ジャンケンのかけ声で書き始めることができました。毎日帰るときにジャンケンをやっているそうですが、ジャンケンに負けるとどうなるのかな?
 福岡弁を話す古賀先生のようすも書けたね。そんな先生に対するスマイリーさんの気持ちを書いたところもいいですよ。方言を話すこともその先生の個性と考えているのね。
 ドッチボールの話や給食の話を読むと、先生の子供っぽい一面がよくわかります。でも、もちろん、それはみんなに目線を合わせてみんなと仲良くなりたいという古賀先生の真剣な気持ちの表れなのでしょうね。
 先生のためではなく、自分のためにけじめをつけられるようになりたいというスマイリーさん。古賀先生は大切なことを教えてくださいましたね。
 これからの古賀先生との学校生活、ますます期待できそうですね。

                         

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