国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2259 今日270 合計5142
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   楽しい先生   れもん

 「良かった。これで、学校に行くのが楽しくなるね。」(書き出しの工夫)
 毎年、私の学校では、前期の始業式のときに担任の先生が発表になる。その発表のとき、というのは、まるで、学校の入試の合格発表のときのような緊張感に包まれる。それもそのはずだ。私達生徒にとって、一年を一緒に過ごす先生というのは、その先生によって自分の運命が変わるぐらい大事なことだからだ。それに、今年は小学校最後の年だ。一年が終わったときに終わりよければすべて良し(ことわざ)、と言いたい、私はいつも以上に緊張した。
 「六年A組はOO先生です。」
 「ヤッター。」
私は心の中でガッツポーズをしていた。その先生は私が四年生のときの担任だった先生だ。怒ると怖い先生だが、授業中に、先生の子供のころの話をしたり、一緒に外で遊んだりしてくださる、とても楽しい先生だ。「本当にこの先生で良かった。これで、小学校最後の一年も楽しくなる。」(体験)
 自分のクラスの担任の先生によって、一年は大きく変わる。一日の中で、一番長く活動しているところが学校であり、その学校の中でほぼ毎日会い、必ず一言は話すその先生によって、一年が変わる、ということは当たり前といえば当たり前だ。先生によって性格も違えば、その先生が大事にしている価値観だって全く違う。一年を一緒に過ごす先生がいつも笑っていられるような楽しい先生と、冗談一つ言わないで、まるで仮面をかぶったように(笑)笑わないつまらない先生どちらが良いと聞かれたらよっぽどの変わり者でない限り楽しい先生を選ぶだろう。
 担任の先生ではなくても、一緒に学校生活を送ることに変わりはない。生徒にとって先生は自分の人生を変えるぐらい(一般化)大きな人なのだから、いつも楽しくいてほしいと思う。

   講評   nara

心の中でガッツポーズをしたれもんさん、きっと楽しい学校生活を送っていることだろうね。この作文を読んでいて、れもんさんは先生と合わなくていやだったという経験をしたのかなぁ、と思ったよ。書かれてはいないけれど、「ガッツポーズ」「人生を変えるくらい大きな人」などの表現に、裏の思いがこめられているような気がするな。先生に対する批判的なことは、直接的には書きにくいものね。
 中学・高校になると、担任の先生と教科の先生が異なるからそうでもないけれど、小学校の場合は、作文に書いてくれたとおり、担任と生徒の関係性が深い。それだけに、運命を左右するといっても過言ではないくらいの重みがあるのかもね。
 もちろん、教師も人間で個々の個性や価値観がある。だから、合う・合わないというのは出てくるにしても、それだけの重みがあるということを、教師自身が自覚しなければならない。特に、小学生という時代は、初めて学校という枠の中で、教師と向かい合って学ぶのだから、先生の責任も大きくなるのだね。
 少し提出が遅くなったけれど、進級テストは合格。6月は調子を取り戻せるといいなぁ。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)