国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   対立はいいもの   魑魅魍魎

個人個人が孤立し対立関係になっているということは活力を生み出し経済的にも成長すると考えられる。地球上では生命が無数に生きているわけだが自然界での生存競争は厳しい。これを一つ一つの動物について考えた場合は一見、対立しあっているように見えるだろう。しかし自然界という大きなものを基準に考えた場合、これはこれでバランスが取れているのだ。いわゆる食物連鎖と呼ばれるものだ。日本人の考えでは動物一つ一つを主観的に見てしまうことが多い。これは日本の長所でもあるのだが、経済成長には結びつかない。その結果、経済回復という文字は見えてこないと予測される。
そうならないためにも日本でももっと競争するべきだと思う。(対策)周りからつぶされないようにし、敵を潰す。その結果活力が生まれ経済にも覇気が出てくるだろう。
第二の対策としては表面じみた助けあい早める事だ。例えば鹿と狼がいたとしよう。鹿と狼は互いに敵同士。対立関係にある。狼は鹿を食べる。日本人の考えからすると鹿がかわいそうな気がする。そこで狼を退治して鹿を助けた。その結果鹿はたくさん増殖し、増殖し、増殖し続けた。そして食べるものが無くなり飢え死にする鹿も出てきて最後には絶滅の危機に達した。そこで狼の数を増やし、鹿とのバランスをとるようにした。その結果前の状態に戻った。(体験)経済成長もこれと同じで上記に書いてあるように一つのものを見るのではなく全体的に見て個人個人が対立しあうと言う事も大切なのを理解してほしい。
確かに個人個人の対立が激しくなりすぎれば、上目だけ仲良くする事も必要になってくるだろう。しかしそれではだめなのだ。人間の世界もまた自然界と同様に考えることが必要である。対立は経済を悪くするものではなく良くするものである。行き過ぎに注意しながらバランスをとっていくことが大切である。

   講評   jun

 書き上げた後も自信がなさそうでしたが(笑)、第一段落の問題提起はお見事。食物連鎖から経済問題へと自然につなげていくことができたね。「木を見て森を見ず」ということわざがあるけれど、個々の物事にとらわれていると全体を見ることを忘れてしまうことがあります。一つ一つに目を向けることも、もちろん必要ですが、全体を大きくとらえることも忘れてはなりませんね。これはさまざまな分野に当てはまることでしょう。
 第一の対策は、競争をすることによって全体を活気づけていくということですね。これはよく考えたね。実例を挙げて第二の対策と同じくらいのボリュームで書けるとなおよかったですよ。
 第二の対策にはわかりやすい例を挙げることができました。ただ、肝心なところに入力ミスがあるのが残念。「助け合いはやめることだ。」となるはずだったのでしょう? また、「表面じみた」という表現は不自然なので、「表面だけの」などとするといいね。
 結びも反対意見への理解を示し、自作名言を入れてまとめることができました。

☆むずかしい課題でよくがんばったね。作文テストは合格です。おめでとう!

                         

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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