国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分自身の直感   うせね

 見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ、という言葉がある。この言葉は、ものごとは知ってから見るのではなく、見てから知れ、という意味である。予備知識を持ってからある物を見たのなら、その時に自分が感じたことは、自分の直感ではない。その物について自分がどう感じたかというのは、自分の予備知識がベースになっていることが多い。とにかく、予備知識をもってから物を見たら、自分自身の直感はなかなか得られないのだ。
 体験をしたことも、見たことも無いことについて人に知識を埋め込まれたら、それを自分が信じることは多い。ローラーコースターに一回も乗ったことの無い人に、それはとてつもなく怖いものだ、と友達に復唱されたら、その人はたいていローラーコースターが怖いものだと思い込む。しかし、実際に乗ってみたら、想像していたよりも怖くなかったりする。逆に、ローラーコースターは怖いものではない、と教え込まれたら、乗ってみて恐ろしい思いをしかねない。
 ファッションショーを見に行った時に、とても変な服を着ていた人がいたとする。その服についてのバックグランドを知らないでその服を見たら、とてもおかしな服だと思うのはとても自然なことだろう。そしてその直感は大事なものだと思う。もし、その服がとても有名な人がデザインしたものだったとしても、変な服なのには変わらない。その服についていろいろ知っている人が見たら、「やっぱりあの人のデザインは画期的ですばらしいなぁ。」、などと思ったりするのだろう。しかし、実際は心の奥底で「・・・なんか妙なデザインだな。」、などと考えているのだ。
 時と場合によっては予備知識が必要なこともあるのだろうが、私は自分自身の直感というものはとても大切なものだと思う。その直感によって自分に素直になれ、また、自分の本当の性格や考え方が改めてわかるのだ。

   講評   ita

要約の部分はできたね。ここでは作者の「知識は大切だが知識にがんじがらめにされて自由で柔軟な感覚を失ってはいけない。」というところが一番大切なんだよね。この部分を要約に盛り込めばいいね。(^-^)
 第二段落には体験実例にローラーコースターを使ったのね。これはよくできた実例ね。本当に「怖い、怖い」と吹きこれるとそれをやる勇気もなくなるものね。ここはまず理由を書くとわかりやすくていいと思うよ。たとえば「第一の理由は人は体験して初めてそれがどんなものかわかるからだ」と書いて続けていくといいね。
 第三段落これも良い例ね。童話の「裸の王様」(知ってる?)に通ずるものがあるよね。確かにファッションショーで見る服は「これ道端で着てたらちょっと・・・」と思うものばかりだものね。ここでは第二の理由として「先入観があると物事を正しく判断できないからだ」と最初に書く方法もあるよ。第二段落、第三段落ではまず何がいいたいか意見をばーんと出してから体験実例を書くとすごくまとまって見えるよ。
 第四段落これはいい自分の意見がかかれているよ。読み手にそのとおりと思わせます。よく考えたね。 (^▽^)v

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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