国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   不登校   こめ

 学校は、一定の場所に設けられた施設に、児童・生徒・学生を集めて、教師が計画的・継続的に教育を行う機関である。また、中学校までは、自分の子どもに教育を受けさせる義務がある。そのため、本来ならば小学生〜中学生はきちんと学校に通わなくてはならない。しかし、最近、小学校高学年〜高校生を中心に不登校の児童・生徒が増えている。その理由としては、「いじめられているから」とか「やる気がないから」などというものがある。僕は、絶対に不登校にならないように生きていきたい。そのためにはどうすればいいのか。
 その方法としては第一に、授業にまじめに取り組むことである。僕のクラスにも、不登校の人がいるが、こういった人を見ていると、学校に来てもたいてい授業をまじめに取り組んでいない。つまり、授業にまじめに取り組まないことは、そのうち「学校へ行っていてもつまらない」ということにつながってしまうというわけである。実際に、小学校中学年の頃に一度授業をまじめに取り組まなかった時があった(笑)が、この時、学校に行きたいと思わなくなったという体験実例がある。
 その方法としては第二に、いじめを起こさせないようにすることである。いじめは、一種の差別であり、やってはいけないことである。しかし、最近は、どの学校でも小さないじめは起こるようになってしまっている。ある学校では、いじめが頻発したりエスカレートしたりして、いじめを受けた児童・生徒が不登校になったり最悪の場合は自殺に追い込まれたりすることがある。いじめを起こさせないためには、やはり学校の環境を良くすること、教師は児童・生徒を甘く見すぎないこと、いじめを起こさないように呼びかけることが大事であると思う。
 小学校と中学校は、社会で生きていく上で必ず覚えておかなくてはいけないことを学ぶ場所である。また、高校や大学も、将来就きたい職業の知識をたくさん学ぶことができる。それなのに、今の児童・生徒の一部は、ただ単に学校に行きたくないだけの理由で不登校になってしまう。このような人達は、就職しようとしても就職試験に落ちてしまうことが多く、生きていくのが大変になってしまうと思う。そのため、僕は、絶対に不登校にならずに、生きていきたいと思う。

   講評   yuu



不登校の問題は近年重大な社会問題と言えます。そのため不登校児を支える機関や学校制度の中にも課題としてとりあげられています。崇明くんの学校にも不登校のお友達がいるんだね。不登校の原因を一概に判断することはできません。学校や家庭、それから個人の抱える心や体の問題も原因になっていることでしょう。
 方法として第一に挙げてくれた「本人の取り組む姿勢」では、個人の意欲や意志が大切であることを感じさせてくれますね。そして方法の第二では「環境」が挙げられましたね。国や地域の影響も大きく考えられますが、学校ごとに様々な取り組みも増えているはずです。



 今回の題材はなかなか広範囲にとらえることができるものであるだけに難しかったと思います。生き方の主題では「不登校にならずに生きていきたい」と安易に留まらず、「不登校になる学校・地域環境を改善できるような生き方をしたい」というような視野の広いものにもっていったほうが良いでしょう。
 受験の小論文試験などでは「不登校について1000字でまとめなさい」という出題もこの時勢なら充分考えられます。知識として不登校の現実や数値を知っておくことも大きな手がかりになりそうですね。あとは客観視するだけで終わることのないように書くことを注意しておけばクリアーできそうですね。

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