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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   Test   あめす

「はい、はじめてください」
いっせいに鉛筆の音がしだした。僕も、鉛筆を握った。先日期末テストがあった。僕は、中学二年生で今まで、何回か定期テストを受けた。定期テストは、内申書に大きく関わるので緊張する。テスト終了後に友達とテストのことについて話した。(体験)
確かに、テストがある方がいいという意見があった。テストがあると、勉強に興味を持つことができると思う。テストがあるから、勉強に目標をつくることができる。僕も目標をつくっている。例えば
「テストで一教科九十点は取る!五教科合計四百五十点以上を目指す」
などである。しかし、目標はたやすく、破ることはできない。だからこそ普段から勉強をするということにつながる。それにテストがあると、自分はどこまで勉強ができるかということがわかるのでいい。テストでいい点を取れば、そのあとの勉強の自信にもなるのである。
しかし、テストがない方がいいという意見もあった。僕の学校では、定期テスト一週間前は部活動が停止になる。友達は
「テストのせいで、部活動ができなくなる」
と言っていた。しかも、定期テストで悪い点を取ると、親からこっぴどく説教を受けるはめになる。ドラえもんに出てくるのび太のように(笑)僕だけかもしれないが、テスト前は、どうしても寝不足になってしまう。夜遅くまで勉強して、寝るのは夜中の一時になったりすると、どうしても寝不足になる。
大切なのは、テストがある方がいいとかテストがない方がいいとかではなく、現実にはあるテストをうまく利用すればいいのである。(総合化)テスト前の部活動の休みの期間は、少し体を休めていると思えばいいのである。体を休めながらも勉強をして、普段から勉強をする癖をつけてしまう。すると、勉強する癖がつけば、毎日少しずつ勉強するようになり、テストの点も上がる。そして、親にはほめられる。まさに一石二鳥ならぬ、一石三鳥である。(言葉)テストという一つだけのことなのに、これだけたくさんのことに影響を与えるのである。

   講評   mika


  緊張した空気が伝わってくる、よい書き出しです。テスト終了後、友達と意見交換したという形で、複数の意見もスムーズに展開されていますね。
  さて、どんなに小さなことでも、「何か目標を決めて、それに向かってがんばる」ことは、意味のあることだと先生も思います。そして、そう考えると、テストも一つの目標になりそうですね。点数ばかりにこだわるのは、本当につまらないことですが、雅貴君の言うように、「がんばりがよい結果を生めば、それが自信につながる」という、よい連鎖もあります。
  また、テストの欠点として雅貴くんは、「部活ができない」「寝不足になる」「点数が悪いと怒られる」という三つの事項をあげていましたね。これは、テスト自体の欠点ではなく、テストから派生した事項なので、「おもしろいなあ」と思いました。(つまり雅貴くんは、実は、テストは嫌いじゃないってことかもしれないね。)
  さらにおもしろいと思ったのは、「テスト前の部活休止期間を、自分の体力回復にあてている」という、雅貴くん自身のお話。この作文を読んでいると、テストに振り回されるのではなく、うまくテストを活用しようとしている雅貴くんの姿が、よく伝わってきます。こんな風に、なんでも積極的考えて、それに向かって取り組んでいける人を、先生も応援したいなと思います。

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