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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手を差し伸べる前に   FULLMOON

 “手助けをする”。私はこの言葉にぼんやりした優しさに包まれている感じを覚える。しかしなぜ“ぼんやりした優しさ”という、あいまいな印象なのだろう。もともと根本的に“親切”とは本当に善い事なのか。
 もちろん親切は善いことだ、というのが一般的な考え方だろう。金八先生がよく言うように、「人」という漢字は支えあって成り立っているように、人は助け合わないといけないのかもしれない。そして「人は悲しみが多いほど、人には優しくできるのだから」という『贈る言葉』の一節にあるように(名言の引用)、親切にされないような経験がある人が、本当の優しさを与えられるのではないだろうか。
 しかし、手助けをしないのが本当の優しさという観念を持った人もいる。星一徹のようなガンコな父や、現シダックス監督の野村監督は“弟子は弟子の力だけで大きくなるために、師匠は口で怒鳴るだけ”という考え方で、自分の手は添えないで、優しくも接しない人間だ。阪神の矢野捕手は、「野村監督にほめられたのは1回だけ」という。甘やかさないで育てるには、手助けをせず、自分の力だけでやらせる、という方針も悪くないと思う。僕は友達の技術の作品の作成を手伝っていたら、僕の力だけでほぼ完成までいってしまった失敗談がある(笑)(体験)。この教訓からも、手助けをしないことは悪いことと言い切れるわけではないだろう。
 結局、手助けをすることだけが優しさではなかった。でも本当に大切なのは本当に困っている人に全力を尽くしてあげられる優しさではないだろうか。(総合化)

   講評   jun


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