国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たちの文化を磨くために   キキ

 私たちの文化を磨くために    キキ   
 (要約)日本でも他国でも、大人が子供に話しかける時に口調が変わる、「母親語」は存在する。「母親語」というのは、大人の使う赤ちゃんことばであり、赤ちゃんの言語使用の次元に大人が同調することで双方の間の交流を促そうという場合にのみ使われる。しかし、子ども自身が話す「赤ちゃん語」というのは、社会の中で子どもをどう位置づけるかという価値判断、つまり文化によってその存在は左右される。日本で生まれ育ったせいか、私は、「赤ちゃん語」は私たちの文化に合ったものではないかと思う。日本語には、ひらがな、漢字、カタカナとあって、他の言語と比べても難しい言語だと言われている。そのため、子供のうちは、ひらがなで言葉を書くことが多くなる。これは私の予想だが、そこから大人と子供は違う言葉という意識が生まれてきているのではないだろうか。
 (反対意見への理解)確かに、「赤ちゃん語」は、日本の子供中心の家庭生活を象徴している。日本人が自分の意見をはっきり言うことが苦手な理由のひとつであるかもしれない。子供のうちから自分の意見を相手に伝える練習も必要だと思う。
 言語は私たちの生活と密接に関係している。そのため、言語に対する考え方は、それぞれの文化に影響されるのではないだろうか。あえて日本が外国の真似をする必要もなければ、日本の考え方を押し付ける必要もない。「参考にする」ことこそが、自分たちの元からの文化を傷つけることなく、磨いていく、よい方法だと思う。

   講評   hota

「要約」はOKでした。その後の2段落目が、1段落目につながっていたけれど、これは入力のミスですよね。「日本で生まれ育ったせいか、・・・」以下が、2段落目ですよね。先月までと、少し必要な項目が変わっているので注意してほしいんですが、感想文の場合、「要約」「意見1」「意見2(ここが反対意見への理解です)」「総合化の主題」の4段落となります。この大まかな流れは、ちゃんとできています。あと、入れたいのは、「体験実例もしくはユーモア表現」と「名言の引用」です。これらは、文中に、( )でキーワードを入れておいてください。キーワードは、(総合化)とか、ユーモア表現なら(ユーモア)もしくは(笑)、名言は(名言)と入れておけばいいですよ。最後の「総合化の主題」のところは、よくできていると思います。「どちらがいいというのではなく、本当に大切なことは、・・・」と、考えていけばいいです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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