国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   子供のあり方   鉄龍

赤ちゃんことばという現象が日本中で広く流布しているが、この言葉は日本では赤ちゃんが言うだけではなく、大人が赤ちゃんに語りかけるときにも使われている。しかし、フランスでは赤ちゃん言葉というものはほとんどなく、赤ちゃんに対しても大人とそう大差ない言葉遣いをしているのである。このように赤ちゃんことばは国の文化によって左右されるものであり、それを採用した日本式のしつけは、日本で育つ子供の性格形成に大きな役割を果たしているに違いない。(要約)日頃から使われているこの言葉は、最近は幼児向け番組なんかでも耳にするほど使うことが多くなったような気がする。赤ちゃんにむいている言葉も世の中にはないといけないものだと思うが、日本人の感覚からしてこんな言葉を社会の中で使うのもどうかと思う。やっぱり、僕はフランスのような赤ちゃんに対する接し方の方がいい気がする。
確かに赤ちゃんは大人と一緒の扱いにすべきだという意見もある。赤ちゃんは言葉が話せないこと以外は普通の、ちょっと小さい人間なのだから、という理由なのだろうが、僕は赤ちゃんにも難しい言葉を話してもいいと思う。僕は赤ちゃんに対して難しい言葉を使っているのをみたことがあるのだが、人間誰でも難しい言葉を使うときがあるのだから、知識の吸収が早いといわれる赤ちゃんぐらいの時から難しい言葉を使った方がいいと思うようになった。(体験)
しかし、赤ちゃんにはあまり厳しいことを言わない方がよいという意見もある。赤ちゃんはデリケートだからそういうことが言えるのだろうが、それには一理あるのも事実である。ただ、これでは逆に赤ちゃんに対して甘くなってしまう原因の一つになってしまうと思う。今、社会問題にもなっている幼児虐待について、親の普段からの赤ちゃんに対する考え方の甘さが浮き彫りになっている姿だと思う。親がしっかりしていない、赤ちゃんに対して甘い状態で接しているのを見るときは、本当に僕は危ない目でその様子を見つめている時もある。だからといって、あまりに厳しすぎる、スパルタ教育のような接し方も違う意味で問題であるのだが。(笑)
赤ちゃんについては昔も今も弱い立場にあると見てよいかもしれないが、大事なことは立場が強いか弱いかではなく、親の性格の良さが問題点だと思う。(総合化)親によって子供の能力が前後左右されるものであって、生まれながらにして立場が弱いと言うことは本来はあり得ないことである。「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」という名言の通り、子供も大人も同じ人間なのだから、フランスのように同じように扱いを受けても大丈夫だと思う。

   講評   kiri

鉄龍さん、こんにちは。
バランスよく書くことができました。鉄龍さんの意見は「フランスのような赤ちゃんに対する接し方のほうがいい」ということだね。
第二段落の「赤ちゃんに対して難しい言葉を使っているのを見たことがある」というのは具体的にどんな風な場面だったのかな。それを詳しく書くといいよ。
第三段落では「幼児虐待」に目を向けたのはいいね。最近そういう悲しいニュースが多いよね。
ふだんから、ニュースを見たり、新聞を読んだりすることはとても大切なことです。いろいろなところに作文のヒントが隠れているからね。
 結びは、名言も入れて、うまくまとめたね。大事なのは「親」がしっかりしていることだね。子供をいちばんよく見て、知っているのは「親」だものね。

今回はいい作品だったね。期末テストも終わって、すっきりした頭で取り組めたかな?
これからも期待しています。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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