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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   だれだって手助けは   いらの

 だれだって手助けはしたことがあると思う。日本では手伝ってもらったほうがありがとうという。しかし、アフリカでは民族によって何かをしてあげて「ありがとう」という民族があるそうだ。手助けとは簡単にいうと「〜をやってください」といわれたら、そのいわれたことをすることである。例えば荷物をもってあげたりするのも手助けである。しかし手助けにもいいものと悪いものがある。
 まずは、いいほうの手助けだが、よい手助けとは最終的なことは手助けをしてもらうひとがやって、そこまでたどり着くところまでを手伝うことである。例えばAという人が明日配るプリントを100枚コピーしないといけないのに忙しくて困っている人がいるとする。その時に自分はたまたま暇だった。そういうときに変わりにコピーをしてあげて、実際に翌日配るのはAさんというのがいい例だ(体験)。つまり簡単にいうと裏で手伝うことである。しかしそれなら手伝いをしたほうはなにも得をしないじゃないかということもあるだろうが、たとえそんなことになっても気にしないというぐらいの気持ちで手助けをしないとしてあげるほうもしてもらうほうもすっきりとした気持ちになれないだろう。
 でも、手助けにもあまりよくない手助けがある。例えば「手伝って」といわれて結局は全部やってしまうことだ(笑)。僕にもよくあることだが「この問題わかんないから手伝って」といわれて、うまくとき方を説明することができず、最終時には自分が問題をやってしまうということだ(体験)。これなら答えを写したほうが速くていいと僕は思う(笑)。だから手助けをする上では、このことは絶対に注意しておくべきだと僕は思う。
 最終的に考えて、僕は手助けをしたほうがいいと思う。手助けをすると自分もしてあげる人もいい気持ちになれるし「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときだけである」という名言があるように、全く手助けをしなかったら、みんなに信用されなくなってしまうことも十分にありえるからだ。

   講評   kira

 英明くん、こんにちは。教材が進級して「総合化のまとめ」というまとめ方に入りました。その一作目ですね。この「総合化のまとめ」というのは、意見文のまとめ方の中である意味でいちばん難しいものです。すっと頭においておきたいものです。
 異なった立場の意見を二とおり挙げて、くわしく論じた後、その二つの意見に理解を示しつつ、さらに上の立場で大きくくくった意見を出していくというものです。この第三の意見の発想が難しいんだね。
 英明くんは、二通りの意見を「良い出助け」「よくない手助け」としてあげています。ここは「意見」というキーワードを入れてはっきりと二とおり打ち出したほうがいいでしょう。
 そして、さいごの段落では「総合化」したいわけです。今回なら「良い手助けも、悪い手助けもある。しかし、もっと大切なことは・・・」とすすめていきます。さいごの段落をくふうして行こうね。
 ところで「アフリカでは民族によって何かをしてあげて「ありがとう」という民族があるそうだ。」は興味深い話ですね。くわしく教えてほしいなあ。
          

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