国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   障害者との付き合い方   REI

ユージンでは障害者と自然に向き合う町だ。障害者を障害者として気遣うのではなく、一人の大人として自然に付き合う。障害者が健常者に恋をしたらどうしていけないのだろうか。しかし周りの人々は傷つくことを恐れ、また本人たちも恋を直視することを避けようとする。障害者だろうと健常者と同じ感情的欲求を持っていることを認識し、それを実現しようとすれば二人の関係も変わるだろう。傷ついても、苦境に直面してそれを二人で乗り越えていけばいいのだ。健常者は、傷つけられる権利を嫌でも持っているが、障害者にとっては、この権利を持つことがどれほど大切なものなのであろうか。その時代の社会が障害者をどう位置づけ、人との関係をどう作るかで決まるのだとユージンの風が教えた。
 障害者に手助けをする事は必要だと思う。(意見)満員電車に乗っていると、白い杖を持った男の人が乗ってきた。私は立っていたから席を譲る事も出来ないし、どうしたらいいのかとハラハラしていたのだが、若い女の人が何の迷いもなく、男の人の手を手すりへと導いたのがあまりにも自然に行われたので、最初は男の人の娘さんだと思ったのだが、男の人がありがとうございます。と礼をしていたのでとても感心したのを覚えている。(体験)もし誰も手助けをしていなかったら、電車が揺れてもつかまる事が出来ず、大変なことになっていたかもしれない。
 しかし必要以上の手助けは、色々な経験をする自由を奪ってしまう時だってある。(意見)長文7.2週の長文によると、日本人の親は赤ちゃん言葉で子供に話しかける。子供の目線を中心とした育てかたをするため、子供は依存心の強い子に育つ。欧米では子供を小さな大人として育てるため、独立心が発達する。手をかける事はもちろん愛が感じられ、子供形成にもいい影響を与えるが、手をかけすぎると、悪い影響を及ぼす事も間違えない。
 大切な事は、親切に手助けをする事だけでなく、楽しい事も辛い事も経験して、健常者と同じ一人の人間として直視することだ。(総合化) 寒さにふるえた者ほど、太陽の暖かさを感じる。という名言がある。障害者を見ると、何か手助けをしなくてはいけないと反射的にそう考えて、手助けをする事を親切だと考える。しかし障害者にとっては、迷惑だと感じることだってある。自分で苦難に直面して自分で解決する。健常者と同じように付き合うことが大事なのだ。

   講評   sumomo

今回は、キーワードをしっかり入れることを心がけてくれましたね。ばっちりです。自分の意見をしっかり述べて、体験も具体的でよいと思います。ただ、反対理解で障害者に手をさしのべるばかりではどうだろうという側面からの意見については、もう少し掘り下げて書いてみてもよかったのではないでしょうか?長文の例をひいているのはよく工夫されています。実例などが思い浮かばないときには、長文を例として引用することはうまいやりかたですね。
自分が健常者の視点を当たり前だと思っていることを、しっかり認識して、障害のある人にとっては、それぞれの障害に応じてどんなふうに見えたり聞こえたり感じられたりするのか、想像力をフルに働かせることが必要ですね。私にとってもこれは大きな課題です。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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