国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2356 今日1182 合計10536
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   部屋がゴミ箱化   K子

 私は改めて自分の部屋に行ってみた。昨晩母が苦労して片付けたおかげで、かなり快適そうな子供部屋になっていた。学力優秀で人望も厚く、もちろん、親から怒られることなど無い。私とは、どこをとっても異質な子供の部屋のようである。明らかに急激に片付けたとバレる気がする。机の上がきれいなのもわざとらしい。だが机の引き出しを開けてみると、捨てなかった小物類がゴチャゴチャと入っていた。一見きれいに見えるこの部屋も、引き出しを開ければこんなもんである。所詮、茶番に過ぎないのだ。先生が来る時間が近づくに連れ、私は憂鬱になっていった。つまらない情報を交換するために畳まで変える必要があるだろうか。「あーあ」と言う気分である。やがて先生がやってきた。母は先生をあの安宿のような和室に招き入れた。そして、私についての話を始めた。十五分余りで話は終わったらしく、先生と母が子供部屋にやってきた。入ってくるなりお、きれいに片付いているなぁ。机の上もきれいになっているね。でも、引き出しの中はどうかな。」といって引き出しを開けた。万事休す。もうおしまいである。引き出しの中を見た先生はプット吹き出した。脳天にマグマが上昇して行くような熱さを感じた。(要約)
 私にも似た例がある。私の机はいつもごちゃごちゃしていて、まるで机の上がゴミ箱であるかのようになっている。それだけではない。引き出しの中はおろか、部屋自体がゴミ箱化している。自分自身それでいいとは思っていないが、片付けようとすると憂鬱になってしまい、結局やらないのだ。つい一週間ほど前、母に言い聞かされついに私は部屋の片づけをした。いったんは見違えるように(?)きれいになったが、今ではもう片付けた形跡もなくなっている。家庭訪問がきたって、ももこのように引き出しにつめるわけにもいかない。もち、引き出しの中もゴミ箱になっているからだ。他の人が見てもこれは明らかにゴミ箱だ!と言い切れるだろう。「先生が来る次官が近づくに連れ、私は憂鬱になっていった。」というもも子の気持ちも分かるような気がする。(体験)
 私がこの話を読んで分かったことは、いらないものはもったいぶってとっておくより捨てた方がよい と言う事だ。話の中に「万事休す」ということわざを引用しているのが面白かった(なんとなく)。

   講評   ima

さくらももこの話は、どれも読みやすくておもしろいです。ほかのを読んだことがありますか。
要約ですが、全体が800字の目標で、200字ぐらいにまとめるようにしましょう。実際の感想文では、要約は書きません。、主題を簡単にまとめるために「言葉の森」では、要約の練習をしています。自分の言葉を補充して、うまく文章をつなげていってください。来月は、3〜5文ぐらいを抜き出してみましょう。
自分が第二段落から書くことにうまくつながるようなことを抜き出します。第四段落の結論に結び付けられればベストです。
先生も似た話がたくさんあって、今回は反省させられます。余計なものを買わないことが重要ですね。
「いったんは見違えるように(?)きれいになったが、今ではもう片付けた形跡もなくなっている。」先生もそうです。この文の最後に(笑)を入れてもいいですね。
たくさん本を読みましたね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)