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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   作曲に集中しているとき   あしも

作曲に集中しているとき
 作曲という仕事は、どうしても音を弄り過ぎて、その音が本来どこから来たかというような痕跡までも消し去ってしまう。だが、音楽という有機的な流れの中では、その(ひとつの和音の)響きは千変万化するもので、その表情の豊かさは、まるで、生きたもののようである。いや、音は、間違いなく、生きものなのだ。そしてそれは、固体を有たない自然のようなものだ。
 私は作曲をするのは、楽しくあるべきだと思う。(是非の主題)
この前、今度の始業式の時に吹く校歌の編曲を吹奏楽部でパートごとにした。私は、サクソフォン同士で集まって編曲した。私の学校のサクソフォンには三種類の楽器がある。アルト・テナー・バリトンだ。左から順に音が低くなっていく。私はテナー担当だった。アルトは全部、主旋律(メロディー)なので、楽譜を書くのが楽そうだった。バリトンは全部伴奏なので、これもけっこう楽そうだった。一番難しかったのはテナーだ。これは主旋律も伴奏もどちらもする、微妙な音程の楽器なのだ。しかも、他の楽器や他のパートのバランスも考えなければならないし、大変そうだった。テナーは二年生の先輩と二人だったのだが、ピアノで弾いた校歌のテープを聴いたり、テナー・サクソフォンの音階を聴いたりして、作った。(体験実例)先生に
「編曲はいっぺんに仕上げるもんや。何日にもわけて、作るのなんて本当の音楽にならへん!!」
と言われたとおり、編曲していると途中で終われないというか…いつ終わればいいのかわからないのである。編曲している時は全然しんどくないし、むしろ喜んでやっていた。し終えて、
「ふぅ〜。疲れたぁ〜。」
と思ったくらいだ。楽しんでやっていたと思う。それに、校歌ができた達成感、最高だった。(複数の理由1)
 一応できたけれど、やはり最後のまとめは先生が他のパートの楽譜を見ながらやってもらった。今は自分の音を出すことに必死なので、他の音を聞いている余裕はないけれど…(笑)。 今後の私の目標は、自分の音は大切にし、それでもブラス全体の音も聞けるようになることである。まず第一に自分の楽器の音階も吹けるようなるべきだと思う。他の人たちの吹いている音にも耳を傾けることのできるようになりたい!!(是非の主題f)

   講評   yuri

◆こんにちは。今ごろは富山に行っているかな? ゆっくり休んでエネルギ−をたくわて帰ってきてね!

★感想文は、作曲の話題を中心に友葵ちゃん自身の体験をたくさん書けました。作曲や音楽は人間が創るものだけど、人の力だけでなく自然の力が影響している、という内容の長文。「自然」ということからは少し離れてしまったけど、「楽しむ」ことや「周りの音」に耳を傾けることに置き換えることができた。特に「周りの音」は、作曲するときに自然の音にも敏感になるのと同じように、自分の発する音だけでなく他の人の音も聞くということが一緒だよね。

(是非の主題)は最初と最後と同じ内容でまとめるといい。最後の文に「それが音楽を楽しむことにつながるのだ」のように、最初の文の「楽しむ」という言葉を使って統一するといいと思います。
編曲から自分達で取り組んだ校歌、どんなふうに出来上がるか楽しみだね!

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