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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   火との付き合い方   Puma

 生き物のように焔をあげ、やがて燃えつきて灰になっていくかっての火の姿には、霊的な生命を予感させる存在感があり、すべての人々の心に、火の思い出にまつわるさまざまな感情を呼び起こしたものだったが、そんな火との対話さえ、最近では次第に忘れられていく。かつての原初の火は、個人のレベルで向き合って対処することができたが、このように社会化されてしまった現在の火は、時に個人の知らぬところで暴発する。
 私は、火などはつねに使っている。火は、とっても簡単に、コンロ、マッチ、ライターで「ッポ」っとついてしまう。その後、「この火はこんな火なんだ!」とか、そんな余計なこと(?)は考えずに自分の使いたいことにつかっている。昔、小学校で火を木の道具みたいなものでおこしたことがあるけれど、とても時間がかかり、みんな始めはやりたがってたものの、途中でやめてしまう人がほとんどだった。でもその分、火がどれだけ苦労してつくられていたものか、とか、火が貴重だということも分かった。
 今の時代のように、なんの苦労もなしに、スイッチやボタン1つで簡単に火がついてしまうなんて、とても恐ろしいことだとおもえるようになってきた。火が簡単についてしまうものでなければ、そんなに簡単に山火事や、火事などは起こらないだろう。火なんていっそなくなってしまえば・・・なんてことは、ちょっと思ってみたりもしたが(笑)それはそれで困ると思う。
 火の使い方、火を利用した生き方は、どういうものなのかということをよく理解したうえで火を使用しないと、とんでもないことになると思う。私も、なんでもかんでもぽんぽん火をつけたりするのではなく、たまには機械などにたよらず、自分の力で火をおこしてみたりするのも面白いかと思った。

   講評   kira

 Pumaさん、こんにちは。元気に8月に入ったようですね。
 火との付き合い方の文章でした。火に限らず、便利になりきった社会にいきなり生れ落ちた感じの私たちは、根本的な知恵も持たなければ、そのものの恐ろしさも知らないと言う、赤ちゃん状態だと考えてよいでしょう。
 機械を利用することには長けていますが、いざ停電や故障といった危機に直面すると、応用の効く力を持っていません。火やエネルギーの暴走を止める力もありません。
 今、ヨーロッパがすごい熱波にみまわれて、山火事がたくさん起きていると聞きました。人間はここでも無力です。
 生きた知恵を持つ訓練をしたいね。
 先生は火起こししたことがありません。真っ先に滅亡する種のようです。(^^ゞ
          

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