創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生き物にも命がある   ちえちゃん

「ミーン、ミミンー、ミミーン、ミーンミーン。」
「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」
いろいろな鳴きかたがある。私は『ミーンミーン』という鳴きかたより『ツクツクボーシ、ツクツクボーシ』と言う鳴きかたのほうがすきだ。けれど、なかなかとることができない。まるで、すずめのようにすばしっこいからだ。『ミーンミーン』というなきかたがあまり好きじゃない理由はなんだかキンキンした声でうるさいからだ。
「あっおねぇちゃん、あそこに一匹いる。はやくとって。」
「えっどこどこ?」
「あそこだってばぁ。あぁぁいっちゃった。今度はひか○にやらせて。」
「うん、いいよ。ちゃんととってよ。」
「とれた?」
「うん、とれたよ。でも足があみにからまっていてとれないよぅ。」
「ちえ○がとってあげるよ。あみかして。」
「はい。たぶんおねえちゃんじゃとれないね。あはははは…。」
と私の妹が憎たらしい口をきいた。
「とれますよ〜だ。ほらとれた。わっ。にげちゃった。」
「もぅ。だからとれないっていったじゃん。」
「まっいっかたくさんとれたから。」
「かわいそうだからはなしてあげよぅ。」
「いいよ。じゃあはなしながら何匹とったか数えよう。」
「せぇの。1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,……。あっ一匹弱ってる。このせみは木のところにつかまるようにはなしとこう。」
数えたところ25匹いた。ビックリ!!!こんなにとれたのはじめて。ヤッタァ。私は今度はもっととるぞっと思った。今度は他の幼虫を取ってみたい。
 私の友だちはせみがとっても苦手だ。だから、夕もや公園なんか一人じゃとおれない。悪さなんかしないのにどうして嫌うんだろう。私は不思議でたまらない。そんなことを言っている私はせみの幼虫が嫌いだ。(悪さちょっとならするけど)みんなぁ『せみの幼虫には要注意』という駄洒落がきゅうに思いついた。あはははは…
私はこのときはじめて、せみも一生懸命生きているんだとわかった。
 私のクラスで前かっていたにくたらしい黄アゲハの幼虫が死んだ。ちょっぴりうれしいカナ?『こわっっ!』なんか風船の空気が無くなったようにしぼんでいた。おもしろぉい!!私はいっゅん実は風船だったのかと思った。私ってちょっと残酷…(笑)
 幼虫も一生懸命にながいきしようとしているのだ!!

   講評   inoa


すごいねぇ!!!そんなにたくさんセミをつかまえたのかぁ。先生はつかまえたことがないのでちえちゃんたちを尊敬しちゃうな!セミの声ってキンキンしてるよね。あの声を聞くと暑い夏がますます暑く感じられるから先生もまいってしまいます。セミって地中で7年生活してから地上に出てくるんだよね。ちえちゃんの言う通り、一生懸命生きているんだね。生きてるってすごいことだね。すごく大切なことを実感できたセミとりでしたね。
★書き始めがセミの声からなんてとてもいい工夫ですね。
★自分の体験がしっかり書けています。会話もたくさん書けましたね。
★最後に決めると言っていた題名、すばらしいです!!

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