国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日877 今日926 合計12677
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分を磨くこと   ヘノチャ

 クロチア人とセルビア人のように、二人種間の違いが実際には小さければ小さいほど「微差のナルシシズム」と呼ばれる差が想像の中で増幅されていく現象はおきる。実際、両者はほとんど見分けがつかないほど似ていて、平和はなぜ崩れたのかを答えられずにいる。私達は人との差ばかりに目を向けるべきではない。
 第ニの方法は相手と比べ自分を満足させるというやりかたを変え、むしろ自分にもっと自身のもてるようなものを得ようと努力することだ。私は小学校の道徳の時間先生が熱心に話してくれた話を今も覚えている。自分と他人とを他人の自分より劣っているところにばかり目向け比べてしまう時、確かに自分がその人より優れているという、優越感を一瞬感じる。しかし、その時自分の中での進歩や向上はまったくなく、そうやって人と自分を比べている時間があるのなら、自分を今よりもっと輝いた人に磨き上げようと努力した方がよっぽどいい。そう、教えてくれたのだ。私はその時先生の意見に共感し、またそういう考えのもと過ごしていこうと思った。
 第二の方法は社会全体の相手より自分が勝ってやる!!という考えを変えることだ。他人どうし反発しあって、なにかを作りだすより、互いに協力し創造したほうがよほど良いものがしあがる。それと同様に国際問題も戦争でかたずけるのではなく、両国が話し合いをしたり何かよい方法を考えた方が、世界は今より平和で過ごしやすくなるはずだ。
 確かに相手と自分を比べたほうが簡単に自分自身を確認できる。しかし自己確認とは他人と比べてするものではなく自分の中で自分を磨きあげ得るものである。だから私は自分を中身のある人間にするためにちっぽけな他人との微差にばかり目を向けるべきではないと思う。

   講評   jun

<主題>
 「私たちは人との差ばかりに目を向けるべきではない。」という自分の意見をはっきりと示すことができました。私たちは、ついつい人と比べて自分を判断してしまいがちですが、そうでない方法で自分を認めていくべきですね。
<構成>
 自分の意見を実現させていくための二つの方法を挙げることができました。どちらもいい方法ですね。
<題材>
 一つ目の方法には体験実例を、二つ目の方法には社会実例を挙げることができました。道徳の先生の言葉はヘノチャさんの心に深く刻まれているようですね。小学校のころの思い出からいい実例を挙げることができたね。
<表現>
 「自己確認とは○○ではなく、○○である。」という形の自作名言を入れることができました。ヘノチャさんの書いてくれたとおりです。ただ、後半は、「自分の中で自分を磨き上げることによってしていくものである。」などとした方がいいです。

▲「私達」→「私たち」

▲「かたずける」→「かたづける」

■「体験」というキーワードを忘れずにね。
                            

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)