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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   十人十色の楽しみ方   みかん

 「キャー、つかまる・・・!!」
私は、本を読む時、その本の主人公やまわりの風景を想像する。そうすると、物語の登場人物になった気がして、とてもおもしろい。例えば、すいり小説を読むと、犯人になった気がして、とてもドキドキする。読書が好きな私の友達も、私と同じように想像しながら読むのがすきだそうだ。だから、私は、絵本よりも、絵が描いていない本の方がいいなぁと思った。その方が、自分の思い通りに、主人公や場面を想像して楽しむことができるからだ。
 私は前に、お父さんと、『ハリー・ポッター』の姿を想像して描いてみた。すると、二人が描いた絵は、全く違っていた。私のは丸い顔だったけれど、お父さんのは細長い顔だった。他にも登場人物の顔をいろいろ描いてみたが、全部違っていた。その絵を描いてから少したった頃、映画を見に行った。映画の中の『ハリー・ポッター』は、私とお父さんが描いた絵とは全然違っていた。お父さんは、映画を見た後に、
「スネイプ先生は、もっと意地悪そうな顔だと思ったなぁ。」
と言っていた。私も、そうだなぁと思った。お母さんは、まだその本をあまり読んでいなかったけれど、
「思っていたのとは違っていたよ。」
と言っていた。私は、お母さんの想像していた『ハリー・ポッター』を知りたかったので、描いてもらった。すると、まるで『のび太くん』のようだった。(笑) みんな想像する顔が違うんだなぁと思った。
 『十人十色』ということわざがあるが、読書をする時もそうだなぁと思った。人は、同じ本を読んでもみんな違うものを想像しているということがわかった。『ハリー・ポッター』の映画を見たが、自分が想像した『ハリー』を忘れてしまうのではなく、自分が想像した『ハリー』を大切にしていきたい。
  

   講評   mika

8月の清書です。本好きの仁美ちゃんらしい作文ですね。読書の楽しさを書くことができています。仁美ちゃんの作文にあったように、一人一人が自由な想像を楽しめるところが、テレビや絵本にはない、本の良さだと先生も思います。魔法使いになったり、海賊になったりと、普段の生活では、決してできない(?)間接体験もできますね。だから、仁美ちゃんのように、たくさんの登場人物の気持ちに自分を重ねて読んでいくと、本当に楽しいですね。
さあ、小学校も新学期が始まりました! この調子ではりきっていきましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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