国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   差別   ほり内

 世界には、いろいろな差別問題がある。白人と黒人のような人種、民族的な差別、イスラム教徒とキリスト教徒のような宗教的な差別、同じキリスト教でもカトリックとプロテスタントの差別もある。日本では、部落差別、今はほとんどないが、女性差別などもある。そのような差別は数々の運動や、法律により形式上は平等な世界ということになった。しかし、どうしても根深い差別意識は拭いきれない。出稼ぎに来た外国人がやっと言葉を片言ながらも話せるようになって、お店に入ったら冷たい目で見られたらしい。このような根深い差別が本当の平等は訪れないと思う。
 だから、私は、本当の意味での平等を実現していくべきだと思う。
 その方法としては第一に、慣習や思い込みを見直していくことだ。先日私は、デンゼル=ワシントン主演の「タイタンズを忘れない」という映画を見た。(体験)この映画は「タイタンズ」という白人の高校と黒人の高校が統合して出来た高校のアメリカンフットボールチームの話で、最初は白人と黒人同士あまり良い関係ではなかったのだが、コーチの助力により、心が通じ合い、州の大会で、優勝するという話だ。その中で黒人と仲良くなった人が、黒人と会っていることをあまりよろしいとは思わない母親に、「一度合ってみなよ、いい奴だよ」といっているシーンがある。その白人も最初は黒人なんかとアメリカンフットボールなんかできるかとか思っていたが、自分の思い込みに気付き仲良くなった。このように、慣習や思い込みにとらわれると、気が合う人でも、合わなくなることがあるのだ。
 また、国際理解をすすめるために情報の普及をはかるべきだ。差別というものは、なぜなら、単純な善悪から物事を判断してしまい、自分と相反するものを差別の目で見てしまう。それを防ぐために、この人達がどういった経緯でそういう行動をしたということをきちんと知るためだ。理由や経緯がわかれば双方の理解が深まり、本当の意味での平等が実現すると思う。
 確かに、法的な平等を確保していくことも大切だが、平等とは、外見でなんとかなるものではなく、差別されている人と差別している人の双方を考えて初めて実現することであると思う。

   講評   jun

 「べき」というキーワードを入れて意見化し、その意見を実現していくための二つの方法を考えることができたね。
 一つ目の方法には映画の実例を挙げたところがわかりやすくていいね。私たちは、知らず知らずのうちに先入観に支配されていることが多いものです。そんな先入観をなくし、純粋な目で見ることが大切ですね。
 二つ目の方法は、社会的な観点から考えることができました。他国のことを理解するためには正確な情報が不可欠です。
 結びには自作名言が入りました。見せかけだけの平等ではなく、真の平等を目指したいものですね。

                              

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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