国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分に自信を持とう。   キティ

自分に自信を持とう。
 私の長所★★★★★★★★★★★★★★★★
①おいしい料理を作ること。
②相手の話しをよく聞くこと。
③キレイ好きでいつも部屋を片づけていること。
④済んでしまったことはクヨクヨ悩まないこと。
⑤時間にきびしいこと。
⑥お金は常に数えていること。
⑦家族の中で一番よく食べること。
 私の短所★★★★★★★★★★★★★★★★
①すべてデラックスでないと気に入らないこと。(例えばホテルはいつでも五つ星でないと・・)
②人にガミガミ説教すること。(特にお兄ちゃんに。)
③怒りっぽいこと。
④男っぽいこと。
⑤やるべきことをさっさとやらない。(特に作文・・)
⑥自分が手伝いをしろと言われたはずなのにそれをお兄ちゃんに押しつけること。
⑦家族の中で一番よく食べていること。
⑧汚い仕事は一切やらないこと。(ゴミ捨て、お風呂の掃除・・)(書き出しの工夫)
 長所短所を書いているうちに私は下の三つの柱から成り立っていることに気がついた。
①親からの遺伝。
②自分の回りの環境。
③自分自身からにじみ出ている性格。
私は親からたくさんの素晴らしい遺伝をもらった。しかし中にはあまり嬉しくない遺伝子も私の中に入っている。私は特にお母さんに似たと思う。体つきから性格までだ。幸いなことに『隔世遺伝』でほとんどの長所を得ることができた。隔世遺伝とは祖父母からの遺伝のことだ。この点私は両方のおばあちゃんから最高の遺伝子をもらっている。たとえば料理をうまく作ることはおばあちゃん似だと思う。お母さんにもらった遺伝は男っぽい、怒りっぽい・・・。こうしていろいろな肉親から遺伝をもらって私自身の長所短所が出来上がっている。
 回りの環境とは、友達や先生などとの関係のことだ。友達とのコミュニケーションをえて自分も成長していく。先生は私のことを冷静に見てくださっている。だから私が今まで気づかなかったことをアドバイスしてくださるのだ。
 そして私は一人の独立した人間だ。だれにだって遺伝以外の素晴らしい才能がある。私には、お芝居の才能がある(ようだ)。元々お母さんが演劇をしていたのもあるが、私は学芸会の台本のセリフなどを覚えるのが得意なのだ。どんなに長いセリフでもなぜだか一回読めば頭に入ってしまう。テレビを観ていても、コマーシャルのセリフを役者そっくりに言って皆を驚かせてしまう。特に『おしん』の子役の小林綾子さんの山形弁が得意だ。おかあさんに怒られた時、
「許してけらっしゃい、堪忍してけらっしゃい・・・」
と土下座しながら、謝った時には鬼のおかあさんが、ぶっはっはっは!と笑った。
遺伝以外の素晴らしき長所によって私は救われたのだ。(体験)
 そもそも長所短所とは一体何なのだろう。それはもしかすると、相手が受ける印象によって自分の長所短所が違ってくるのではないか。私も自分の長所短所を書いていて⑦の一番よく食べる、は長所と短所に当てはまると思った。他の人がこの私の長所短所リストを見て、これは長所の方、これは短所じゃないのかな、などと思う人はきっとたくさんいると思う。短所をなるべく減らそうと思うのがあたりまえだ。だが私は短所もたくさんあっていいと思う。いや、短所が無いとだめだと思うのだ。みんな長所ばかりだと街じゅうが人間と同じ形をしたロボットか神様のような人で溢れてしまうではないか。自分の考え方一つなのだ。自分に自信を持って生きていけば他人に自分の短所のことなどを言われないと思う。みんなに好かれようとするのは無理な話なのだ。パーフェクトな人間などいない。自分の短所をどうしても人に受け入れてもらう必要も無いと思う。
 『伊達食う虫も好きずき』。(ことわざ)これはブスでも好きになれば一緒に暮らせるという意味だ。この立派な
ことわざにもあるように、短所も相手によってそれが美しく受け入れられることもあるということだ。
だからプチ整形なんてそんなムダなことはしないで、堂々と道を歩いていけば、『犬も歩けば棒にあたる』。(ことわざ)私も、これから自分の長所短所を大切にして、にこやかに過ごしていきたい。(ユーモア)

   講評   yuu



 マリアちゃん こんにちは!
 今日は作文進級テストの作文でした。満点で進級です!今回も大変よくがんばりましたね。おめでとうo(^▽^)o
 
 「そもそも長所短所とは」で始まる文に私も強く共感しました。今回「私の長所短所」という題材で、マリアちゃんと同じ6年生のお友達には「自分の長所についてご両親やご家族のみんなに聞いて取材してみましょう!自分の知らない、自分の長所がきっとみつかるよ!」などとお電話ではお話していました。
 しかしその後、よく考えてみると、長所短所は人に与えている印象を指して言うものなのだろうか!?と悩みました。単純に、長所は?短所は?と言うならば自分の良いところ、悪いところ、となってしまいがちです。
 けれども、人に喜ばれるものを長所といい、人から快く思われないところを短所、という考え方はどこか間違っているような気もしたからです。
 そもそも、すべてが『その人らしさ』なのではないでしょうか?
 その中で、他の人からも喜ばれる特徴を「長所」と称し、人に認めてもらえない(認められにくい)特徴を『短所』と言うのであれば、それはなんとも意味のない、夢もなくつまらない発想でしかないのです。
 人にとって自分がどうであるか!?などをいつも考えているようでは、楽しくありませんね。自分でどうしたいか!?のほうがもっと有意義です。なりたい自分に近づけてくれるものが長所であり、ときどきその道の邪魔をするやっかいものこそが短所なのだ、とこの時思ったわけです。
 マリアちゃんにはステキな『特徴』がたくさんあるのですね。もっと大事に伸ばして育てていきたいと思えることこそ長所です。そして、時々その長所の成長を妨げるものが短所と呼べるのではないでしょうか……。
 


 ことわざ引用、楽しく上手にできていますね。そうですね……マリアちゃんは6年生。ことわざや名言の引用、一般化の主題をお勉強する時期となりました。マリアちゃんらしさをそのままに、これからも新しいチャレンジを続けていきたいと思います!
 超大作になりましたね。内容をしぼり、論説を密度の濃いものにしていきたいと思います。体験実例はこのままの調子でがんばっていきましょう。そしてそこに付随する感情表現や意見文のところで的をしぼっていくことを心がけましょう。(目標1200字以内)←原稿用紙で3枚程度です。このくらいの字数で課題作文を書くことが受験などでは一般的です。中には1000字以内という高校・大学入試の論文もあります。
 考えれば考えるほどに、意見も広がりを持ち始めます。頭の中にはたくさんの意見があることでしょう。とてもすばらしいことです。自分の主題(テーマ・要旨・論旨・一番言いたいこと)を一つに定め、作文を書き始めることも大切なことです。期待しています!!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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