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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   何ごとも花見る人の長刀   あしも

何ごとぞ花みる人の長刀
 月見・花見・雪見といった集団的な観賞行為は、じつは、日本文化のなかでのコミュニケーションの方法でもある、といわなければなるまい。月、雪、花は人と人をむすびつける触媒なのである。西洋のように、しゃべることが社交の基本になっているところでは、話がとぎれるとなにか気まずい思いをしなければならない。日本人なら、だまってなにかをながめることでも、会話は進行しうるのだ。おしゃべり一本だと、話題がとぎれたときには白々しい感じがのこる。共通の「見る」対象物を一つおいておけば、そういう緊張感はなくなる。しゃべりたくなったらしゃべればいいし、しゃべることがなくなったら、見ているだけでいい。(要約)
 西洋は意見ははっきり言う国にそうだ。それに比べて日本人ははっきりと意見を言わない。(是非の主題)
例えば、先輩にはなんとなく意見が言えないという、雰囲気がある。自分では一生懸命やっているつもりでも、先輩に、
「もっと気合入れて、練習して。」
と言われたら、
「ちゃんと練習してました!!」
なんて、反抗なんてせずに、
「はい。」
としか言わざるを得ないのだ。(体験実例)心の中でしか文句は言えない(笑)。このように、目上の人には逆らってはいけないという感じが日本にはある。(理由)
しかし、西洋にはそんな雰囲気がない。まず、第一に敬語がないのだ。
 いずれにせよ、西洋にも日本にも、利点もあるだろうし、欠点もあるだろう。どちらがよいだなんて、決められないのだ。(是非の主題)

   講評   yuri

◆友葵ちゃん、こんにちは。まだまだ暑いけどバテずに元気にしていますか? 

●先週の木曜日は”中秋の名月”だったけど、友葵ちゃんはお月見したかな? 今回の長文に出てきたような、昔からの「月見・花見・雪見」の習慣は最近はもうないけど(そんな場所も時間もなくなっちゃったんだね、さみしいけど^^;)、少しでもまん丸いきれな月を見るとなぜだか嬉しい気分になるね。日本人はそういう「気持ち」を共有することを大事に思うんだね。だから、先輩も自分の「気合い」と同じだけ「気合い」を入れることを後輩にのぞむというわけだ(ちょっと話が飛びすぎ?笑)。もし西洋人だったら「もちろん、しっかり気合いは入れています!」と言い返せたかもしれないよね。「気持ち」より「言葉」を重視するから、そう言うことの方が大事なんだろうから・・・。

最後の段落で「利点もあるだろうし、欠点もある」の例を、具体的に書いてみるとおもしろかったと思うよ。言いたいことをはっきり言って良いときとマズイとき。考えたら色々ありそうだね! 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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