国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   秘密の虫取り団   いかほ

 「ザワザワワワワ・・・・・・ジジジジジジミィーンミンミンミンミーン」(書き出しの工夫)緑の並木がゆれ、その枝ではせみたちが鳴いています。七月二十四日〜二十六日まで、教会のみんなで、八王子の恩方に『夕焼け小焼けふれあいの里』へキャンプにいきました。
このキャンプで一番楽しかったことは、夜、みんなが寝静まってから、友達二人と僕の三人でテントをこっそり抜け出し、秘密の虫取りに行ったことです。(中心)なぜかというと、この辺りは自然がまだ多くあり、樹液のでている木が何本も生えていたので、(きっと、何かの虫がいるぞ。)と思ったからです。
捕まえる虫の目標は、カブトムシとクワガタムシです。丸太の階段をかけおり、真っ先に樹液のある木に向かって走り出しました。そして、木のみき、枝へと目を運びました。が、カブトムシやクワガタムシと思われる虫はいないのです。いるのは、足のたくさんあるムカデ、ぬるぬるしたナメクジ、ちいさな体で上へ上へと登っていくありたちしかいないのでした。僕は、(去年は、目の回るほどたくさんいたのに・・・・・・)と思いながら、(前の話)力いっぱい木をゆすりました。(自分だけがしたこと)でも、何も落ちてきません。(はぁ・・・やっぱりだめか。他の木にしよう。)と、足を他の木にむけた瞬間、「ドサッ。」五センチ位の、黒い、重そうなものが草の中に落ちました。僕は、目を点にして、くるっと体の向きを変えると、「カチッ」懐中電灯のスイッチを入れました。姿勢を低くして草むらを照らし、カブトムシらしきものをさがしました。探すのに夢中だったので、言葉も出ませんでした。(一刻も友達より早く見つけて、自分のものにするぞ。)と思ったとき、(心の中で思ったこと)
「あっ!カブトムシ!!」(その人らしい会話)と言う大きな声がはりあげられました。なんとつばさ君の方が、先に見つけてしまったのです。おどろきとうらやましさの中、声のした方を見ると、そこには角のないメスのカブトムシがおなかを上にしてもがいていました。つばさ君は、もがいているカブトムシをつかんで、ビニール袋の中に入れようとしました。でも、カブトムシは足の先にあるギザギザした爪で、つばさ君の洋服にぴったりとくっついてしまっていたので、なかなかはなれません。やっとはなれた時には、服に穴が開いていました。
また、しばらくすると、
「おーい!こっちにもいるぞ!」と、今度はしゅんぺい君の声がしました。それは、角の大きな、立派なオスのカブトムシでした。オスのカブトムシは、近くの街灯の周りでバチバチ羽をかすりながら飛んでいました。まるで羽がついた、茶色い鉄のかたまりの様でした。(たとえ)これで、カブトムシは二匹目なので、今度はクワガタムシを捕まえることにしました。五分位探していましたが、一匹も見付からないので、テントへ戻ることにしました。道を歩いていると、しゅんぺい君がいきなりさけびました。
「あっ、クワガタだ!!」タイミングのいいことに、くさった木をつみかさねてある所の道に、六センチ位のミヤマクワガタが歩いていました。一日目の夜は、ミヤマクワガタも入れて、全部で三匹になりました。結局、僕は一匹も捕まえることができませんでした。
次の日は、高い木にいて、落としてつかまえたメスのカブトムシと、コクワガタで、合わせて五匹になりました。
五匹の中で、僕は一匹も捕まえることはできませんでしたが、秘密の虫取り団の冒険は、夏休みの最高の思い出の一つになりました。来年の目標は、めざせ百匹!!!

   講評   kamo


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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