国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本人の心質   ビーバー

 世界じゅう、どこに行っても日本人の旅行者たちは、身のまわりに、「日本」をもって動き回る。旅行者たちをとりかこむ小さな「日本」、あるいは、彼らが持ち歩く「日本」、それを、わたしは「文化的カプセル」と名づける。日本人は、日本文化を微分化した小さなカプセルの中に入って、そこではじめて、安心するのである。(要約)
 僕にも似た話がある。それは、京都に行ったときの話だ。京都で、超でっかいホテルに泊まることになって、共通語で喋っておかしいと思われるんじゃないかとかなり不安になったが、ホテルマンが共通語で喋っていたのを見て、安心と驚きという微妙な気持ちになった(笑)。そしてしばらくして京都の有名なお寺を見るために出かけたら、たまたま僕の近くを話しながら通りすぎた人が京都弁で喋っていたので、また逆に不安と慎重の混じった微妙な気持ちになってしまった。分かったことは、日本人は、自分の住んでいるところと違うところに行くと、不安になったり、落ち着かなくなったり、気持ちの変化がだんだん激しくなってくることと、また、外国人がオドオドすることはあまりないということだ。
 もう一つ、今度は塾でやっているテストの話だ。これからは違う校舎で受けることになった。違う校舎でテストを受けると、どんどん心臓の鼓動が激しく速くなって、不安になってくるのが分かる。だんだんと、あせってきて、心が震え上がりはじめて抑えようがなくなり、ついにオドオドし始める。急いてはことをし損じる(ことわざ)。こういう時はひそかに深呼吸することが一番効き目がある。分かったことは、日本人は、違うところに行くと、あせりを抑えられなくなることがあるということだ。(体験)
 僕は、この話を読んで、日本人は、外国人に比べて心がデリケートであり、また、オドオドしやすい心質で、生活皮膜強度が恐ろしく強すぎることが分かって、もう少し興奮を抑えられるようになりたいと思った。

   講評   jun


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