国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   カプセルの役割   うみさ

 日本人は、日本文化を微分化した小さなカプセルの中に入って、そこではじめて、安心するのである。もちろん、人間というものは、おしなべて保守的な存在であって、自分にとってなじみのある世界から離れることを非常に嫌う習慣がある。いったいどんな家で、どんなふうにこの人たちは暮らしているのだろう   そういう好奇心が西洋人の心の中に芽生えるのである。(要約)
 そういう‘カプセル’はだれにでもあると思う。学校や習い事などで、はじめて会う人にはなかなか声をかけられず困ることも少なくはない。しかし、そういうことは自分の小さな行動から仲良なれたり、相手のことを知ることにつながる。自分の‘カプセル’から出たとき、まわりにはたくさんの友達ができるものなのだ。(体験)
 私の学校には一ヶ月に一、二度外国から来た先生がくる。その先生は‘カプセル’をもっていない気する。なぜかというと、初対面の私たちに、ジェスチャー付きの英語で話しかけてきたり、日本になじもうと努力しているからだ。(笑)私のみじかにも外国人の友達ががいるが、初めっからおしゃべりで、あっという間に友達ができていた。外国の人はとても柔軟な心をもっていて、かつフレンドリーな気がするのだ。
 日本人にとって‘カプセル’とは自分を守るためには大事なものだけれど、やぶかないと意味のないものだと思う。郷に入っては郷に従えというように、その場その時にあった行動をするべきである。海外に行ったらその国の風習になじめるように、チャレンジしたいと思う。

   講評   jun

<構成>
 要約は、長文を大きく三つに分けて、それぞれから一文ずつ抜き出すことができました。最後の一文だけつながりが悪かったけれど、形としてはこれでOKです。もう少し慣れてきたら、三つの文がうまくつながるように工夫していきましょう。
<題材>
 初めて会う人にはなかなか声をかけられないという人は多いよね。自分のカプセルからなかなか抜け出せずにいるからですね。「自分の‘カプセル’から出たとき、まわりにはたくさんの友達ができるものなのだ。」とはそのとおり。
 二つ目の似た話は身近にいる外国人のことが書けたね。「外国の人はとても柔軟な心をもっていて、かつフレンドリーな気がする」とはうまい表現です。
<表現>
 「郷に入っては郷に従え」ということわざを引用することができました。(ここに「ことわざ」というただし書を入れておいてね。)
<主題>
 「日本人にとって‘カプセル’とは……」と、大きく考えてまとめることができました。最後は自分の問題として考えることもできたね。
                                 

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