国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おいしいカキ   ラブリー

おいしいカキ
 色づいたカキは日本の風物詩だ。かつて、農家の庭先には必ずカキの巨木があった。カキは、リンゴや温州ミカンよりも多くのビタミンCを含んでいる。大正期までカキは日本の果物の王座に君臨してきた。カキには、甘ガキと渋ガキがある。渋ガキは、人為的な渋抜きが必要になる。渋いうちは、鳥もたぬきも手を出さない。渋は無用な時期に果実が食われるのを防ぐ適応的な意味を持っている。(要約)
 秋と言えばカキというほど、カキは秋の果物だ。私もカキは好きで、秋になればお弁当にカキがよく入っている。
 カキには、大きな種が入っている。その種をまけば、また新しいカキがなる。しかし、今食べやすい種無しの果物が出てきている。例えば、ぶどうだ。
 種無しぶどうは、人間が食べやすいよう種をなくすよう改良したものだ。普通のぶどうには種がある。でも種無しぶどうには種がない。ということは、その先育てるぶどうの種がないのだ。種無しぶどうを作る種はあるのに、できたぶどうには種がない。そう考えると、変な感じがする。
 また、作る時期を遅らせて年中食べられるようにしている物もある。
 ピーマンは、本当は夏の食べ物だ。しかし、夏の食べ物を冬に作る抑制栽培を使って、年中夏の食べ物を食べられるようになっている。だから、よく夕食などにピーマンが出てくる。
 カキは、日本の果物の代表的なものだ。しかし、今では外国から輸入したパイナップルやマンゴーなどが人気だ。このように、日本人は外国からの物に目がないと思う。家の作りだってそうだ。日本では、畳に板の間という造りだ。外国の家はフローリングにじゅうたんという造りである。ここは日本なのに、今の日本の家はフローリングにじゅうたんの外国の造りの家ばかりだ。外装も、外国化している。まるで、外国の家を日本に持ってきたようだ。とても長い間日本でおいしく食べられてきたのに、もう食べる人は少なくなっている。私もパイナップルやマンゴーは好きだが、カキだって好きだ。だから、今までおいしく食べられてきたカキを、今もおいしく食べてほしい。私は今度みかん狩りに行く。みかんも日本の食べ物だから、私はこういう遠足があるとうれしくなる。みかん狩りのように、カキ狩りを作ればカキをもっと食べる人が増えると思う。
 人間にとって日本の食べ物とは、昔から伝えられた伝統の食べ物だ。よく、他の人の家のカキを採って食べたが渋ガキたったという話を聞く。渋ガキは、干し柿にすれば甘くておいしくなるし、江戸時代に渋抜きという技術もできている。こんな前からおいしく食べられてきたカキを食べないなんてもったいないと思う。もしカキが栽培できなくなってもう食べられないということになたら、今までカキを食べていなかった人はどうなるか。日本人だったら、もっと日本の文化を大事にしてほしい。秋といえばカキ。このイメージを大切にするべきだ。
    

   講評   nara


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