国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手作りのものの美しさ   うここ

手仕事のすぐれた点は多くの場合民欲的な特色がこく現れてくることと、品物がてがたく親切に作られることだ。
しかし、日本では手仕事など時代に取り残されたものだ、という考えが強まってきた。日本の固有な美しさを守るために手仕事の歴史をさらに育てるべきだと思う。手仕事による品物は、それがどんなに美しい場合でも、一つとして作った人の名をしるしたものはない。いわば品物が主で自分は従なのだ。だからいちいち名をしるそうとはくわだてない。こういう気持ちこそは、もっとも尊んでよいことではないか。(要約)
私が日本に住んでいたとき、児童館でカンボジアから来た人たちと交流する、というイベントがあった。
私たちは、みんなで七夕人形の作り方を教えてあげた。千代紙を折るのが難しい、といっていたので、やはり
日本人は器用なのかなあと思った。(体験)
私が家族で旅行に行ったときにお土産を買った。それは、売っていた人が作ったものだそうだ。
ココナッツの置物で、くじらのかたちにほってあったものだった。機械で大量生産されたものよりもずっと
その土地の味が出ていて良かった。まるで、私たち人間みたいに一つ一つ少しずつ形や色が違う所もいいと思った。
 私は、日本人もたくさん手作りのものを作るけれど、ほかの国でも手作りのものをつくっていると言うことが分かった。全世界で、手作りのものが美しいと思われるようになればいいと思った。また、職人さんがとてもえらい人なのだなと言うことが分かった。

   講評   ita

<構成>
構成の得意な有紀ちゃん。今回もうまくまとめることができていますね。三文をつなげるだけでは少し難しいところをうまくまとめることができました。
<題材>
前の話、聞いた話この二つを取り入れて段落をつくったのね。よくできています。第三段落の始まりはここでちがう話題に変わりますよということがわかるように「また」という言葉を入れてみてもいいね。先生は第三段落の体験実例がとてもいいと思います。手作りの良さをうまく伝えることができていますね。とてもいい視点だと思います。
<表現>
第三段落「まるで、私たち人間みたいに〜」とてもよく表現できました。双子に生まれてもまるっきり同じという人はいませんものね。
<主題>
第四段落にわかったことをうまくまとめることができました。職人さんに対して今までどのように考えていたかを書いてみるともっとわかりやすくなりそうよ。たとえば「今までそのものの出来だけを見てきたが、手作りの裏には『名を残すのではなく物を残す』という職人が存在することに気がつかなかった。(以下有紀ちゃんの文章が続く)」というように書いてみると読んでいる人にもっと有紀ちゃんの気持ちが伝わるような気がします。

難しい内容の課題文をどんどんこなしていく有紀ちゃん。これからもこの調子でがんばろうね。(^-^)
               

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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