国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日1148 合計56708
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   そうぜつな戦い   ブラックベーダ

 「よーし」
と、言ってサッカーをやりに行きました。はりきっているわけは、四年生と、五年生で戦うニッサンカップと、言う大会があるからです。ニッサンカップは、トーナメントで、一回負けるともうだめです。
 試合の時、私は先発では出られませんでした。多分それはまだあんまり強くないからだと思います。前半、あぶないところもあったけれど守りきりました。最後の方で、ゴールの近くで相手のファールがあってそれを五年生が蹴ってきめて一点リードして、前半が終わりました。後半私はボランチをやりました。始まったちょくぜん私のいるチームが、だんぜん攻めていました。そして、また、五年生がきめました。その時私は、勝つ可能性が上がった、と思いました。そして、相手のゴールキックの時、私がちょっと前に出ていてコーチに、
「前に出すぎだぞ」
と、言われて下がろうとしたら、相手がゴールキックを蹴って、私の足にあたり、ボールが相手のゴール前にいきチャンスだ、と思っていたら、五年生が来て、シュートをうって、きめてしまいました。うれしかったけれど、ちょっとくやしかったです。それからすぐ、交代しました。そして、私がいるチームも相手チームも一点も入れずに終わりました。完封勝ちでした。わたしはとなりにいた五年生とだきあってよろこびました。出ていた人はみんなにこにこしながら帰ってきました。コーチが、
「いいないようの試合だったぞ」
と、言いました。
 しばらくしてから、二試合目の先発の発表がありました。私は先発ではありませんでした。試合が始まる前に、五年生がおなかが痛くなってかわりに私が出ました。左ハ−フでした。始まったら相手方が押していました。それから十分くらいで、私は交代しました。前半の最後の方で、相手のゴール近くで、相手のファールがあって五年生が蹴っていれて前半が終わりました。後半、私はでられませんでした。後半が始まって五分くらいしたら、私はトップで出ました。出たらすぐコーナーキックがありました。けれどいれることはできませんでした。それから何度もコーナーキックがありました、けれどいれることは出来ませんでした。交代してから十分くらいして、ハーフをやりました。最後のほうで、危ないところもあったけれど、なんとか守りきりました。終わってコーチが、
「相手に勝たせてもらったようで一試合目にくらべてひじょうにダメな試合だったぞ」
と言われました。くやしかったです。もう一人とりのコーチが、
「明日かあさってか、来週に三試合目がある」
と言われました。
 試合の日、私はすごく緊張しました。ちょっと練習してからメンバー発表がありました。私は先発ではありませんでした。始まって十分くらいしたら、一点いれられました。それから八分くらいしたら、またいれられてしまいました。後半、始まってすぐにいれられてしまいました。それから五分くらいしたら私が左バックで出ました。私が入って五分くらいしたら、またいれられました。そして最後の方にまたいれられて終わりました。私は、くやしくてたまりませんでした。
 やっぱり試合は勝ちたいです。負けたときはくやしくてくやしくてたまらなくて、土を蹴ったりします。(動作の結び)

   講評   nara

 トーナメント方式は、一回でも負けると先がないから緊張するね。それに勝ち進むに連れて、相手もどんどん強くなる。たいへんだけれど、こういう試合をこなしていくことで、自分のチームの力もついていくのだから、気合を入れて試合にのぞんでいるのだろうなぁ。
 1試合目は、だんだんチームの状態がよくなってきたのだね。できれば、ボランチでシュートも決めたかったなぁ。5年生が決めてしまったから、アシストしたということになるのだね。4年生でこういう立場をしっかり作って、5年生になったらシュートを決められるようになれるといいね!
 2試合目は、コーチの言い方もずいぶんきびしくなったなぁ。これは、トーナメントだからこその、きびしさだろうね。でも、こういうきびしい言葉を聞いて、みんながくやしいと思ったということは、その思いを次の試合にぶつければいいのだね。そこまで考えて、きびしいことをコーチは言ったのではないかなぁ。
 3試合目は、残念! 点数を入れられるばかりで、気持ちも負けてしまったような感じだ。「くやしい!」という気持ちがあるというのは、「勝ちたい!」からこそ。「どうでもいいや。」と思っていたら、くやしくもないものね。次回はぜひ勝てるといいな! 動作の結びはよく書けたね。くやしさを土にぶつけているというのが、やりきれなさをよく表しているよ。

 ……という○○ → 「いう」はひらがなで・読点(、)はつけなくていいよ。(ニッサンカップという大会)
 もう一人とり → もう一人
 コーチが……言われました → 「コーチに言われました」か「コーチが言いました」だね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)