創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人間としての真実を スマイリー
「ごめんなさい」「すみません」「お願いします」などの言葉は、言いにくく、私たちの言葉をにごらせてしまう。体験学習のとき、このような言いにくい言葉があらわれた。キャンプファイヤーのまえのことだった。キャンプファイヤーでは、各班でスタンツをすることになっていた。私たちの班では、私の担任の先生がもっている、あるものをつかってCM特集をする。あるものとは、ドラマや映画の撮影で使うような、「3・2・1・アクション!」「カット!」といいながら『カチカチ』するものだ。わかった?ここでは「カチコチ」とよぼう。ところが...。体験学習のときに、各班で直前練習をすることになった。そこで、私たちの班はりんどう2という男の子たちがねるとうで練習することになった。(先生が決めた)そして、野外炊飯が終わり、楽しい楽しいキャンプファイヤー!とうとう本番がやってきた!ファイヤー場にむかおうと「カチコチ」をさがしたら、なんとない!!!そこでりんどう2に忘れたかと思ってりんどう2の男の子に聞くと、
「古賀先生(担任)が持っているよ。」
といった。けど...なんか言いにくい。だって古賀先生のものを置き忘れてそれをかえしてなんて。しかも古賀先生は怒ると怖い!たった一言「置き忘れてごめんなさい。かしてください。」って言えばいいだけなのに、怖くていえない。きちんと言えばいいのにその一言が、言いにくい!!!!そのことを、同じ班の男の子と話していたら、
「言ってくるよ!」
とニコニコして言いにいった。私だったら、口ごもっちゃって先生を怒らせてしまっていただろうでも、その子と先生はまるでゲームの話でもするようにニコニコと話している。きっとその子の言葉がはっきりしていてことばのひびきもすがたもすっきりしていたからだろう。(結局「カチコチ」は自分たちの部屋で荷物にうもれていた。(笑))私は、言いにくい言葉も相手に伝わるようにするのが、相手に分かってもらえる一番の方法だと思う。自分で自分の気持ちを言葉で伝えることが出来る人こそ自分のことが良く分かっている人だと思う。これから、いろいろな言葉の壁にぶつかるだろうけど、それを乗り切って、自分の意思を伝えられる大人になりたい。
この体験を通して、言いにくい言葉も、はっきりと、責任感からことばをだせば相手にきちんと気持ちが伝わると分かった。これから、私は言いにくいことばも進んで言えるようにして、人間としての真実を開いてきたい。
講評 jun
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