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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小さなものの役割   うみさ

 普通のミミズは、土を豊かにするために決定的に重要な動物である。ミミズの口へ入る前の土とミミズが外へ出した土とは、土の性質がまるで違っている。自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することによって、人間としてのつき合い方を選べるものなのだと、思わず自分の日常生活をふり返らされたものである。私はミミズのような自然界の小さなものの役割を見直すことが今現在必要だと思う。
 第一の理由は、人間がまだ小さなものの役割を知らないということがあるからだ。私も小学校のときに道を歩いていてミミズを見ると、気持ち悪がって決して近寄らなかった。しかし、そんなミミズでも土を豊かにするという大事な役割を果たしていてくれたのだ。他の動物でも考えられる。例えば、私の好きな秋の虫スズムシ。ミミズのように土を豊かにすることはできないけれど、人間を癒すこともできるし、和ませてくれるとても貴重な動物だと思う。他にも四季それぞれに出でくる虫や花はすべて人間に感動を与える大切なものだ。つまり小さいものも大きな役割を果たしてくれていることになる。
 第二の理由は、人間が自分たちのことだけを考え行動して、地球環境を破壊してきたからだ。データによると「地球の表面温度は、この100年間でおよそ0.4〜0,8度上昇した」ということがわかった。これは森林の伐採に深く関係している。人間は森林の主な働きをもっと詳しく知る必要がある。森林は二酸化炭素を吸って酸素を出す。それに、森林がなければ動物たちの住かがなくなりたちまち動物たちは消えてしまうだろう。マンションやビルの建設で緑や動物たちを失いたくない……。私たちはリサイクル運動のような小さなことを一つ一つやる必要がある。それに、よく海岸に落ちている釣り針を拾うことで、かもめやその他の鳥の命を救うことも出来るし、ゴミなども拾えばキレイな海になるだろう。このように人間は地球環境のことを考えプラスになる行動をもっとするべきなのだ。
 確かに、物事を大きさで判断したり、大きくとらえることも大事なことだと思う。しかし、小さな物の果たしている役割も充分に考慮にいれとく必要ががある。「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言があるように、小さなものの役割を発見し、同じ地球で生きる動物同士よい環境に生きるために努力することがこれからもっと大事なことになるのではないだろうか。

   講評   jun


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