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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   木登りで味わったこと   M.T

 「すっご〜い!」木からみえる景色に私はびっくりした。真っ青な海がこれ以上ないくらい広くみえたからだ。
 私の学校では、五年生になると鎌倉小学校の五年生を横浜によび、横浜を案内する。私も五年生になり、鎌倉の五年生を横浜によんだ。そのとき、初めて木に登ったのだ。
 私は木登りをしたことがなかった。高いところから下をみるとくすぐったいような痛いようなへんなものがもやもやと心臓をおそう。また、手や足のうらに汗をかいてしまう。だから木登りをしないだけでなくベランダからも下をみないようにしていた。また、高い所が怖いだけでなく木にのっかるということも怖かった。友達が細い枝に登ると枝が折れないかと心配になるし、風で枝がゆれるとおもわず目をつぶってしまう。そんなことだから木に登っても何もいいことはないと思っていた。(前の話)
 鎌倉の人たちにさそわれて私はおそるおそる木に登った。みんな私にどこに足をひっかけるかなど詳しく教えてくれた。落ちそうになったことのあったが教えられたとおりに登ってみると結構上手に登れた。そして初めて木登りの良さを知ったのだ。木にすわり、少し落ち着いてから景色をながめると、思った以上にすごい景色に、まずびっくりした。真っ青な海にぽつぽつとみえる景色、まさに木からみえる景色は観覧車からみえる景色と同じだった。しかし不思議なことに木にすわっていると心が和んできた。これは観覧車では味わえない独特なものだった。ときどき風がふくとながめている景色のなかに木の葉や枝がまるでとびこぶように入ってくるのも、風がここちよくふくのも自然の中にいると感じられて心がすっきりした。そしてずっと木にすわっていたいような気持ちになった。こんな気持ちは山登りの時いらいだった。そしてどんなに近くにある木でも心を和ませられる自然の魅力にびっくりした。
 人間にとって自然の中での高いところは心を和ませるために必要な場所だと思う。私は心を休ませたい時、山に登るだけでなく身近な木に登って休むことができるとわかった。
 「わぁ〜こっちもいい景色だよ」私はいつまでも木からおりずに景色を楽しんだ。(書き出しの結び)

   講評   jun


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