国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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まちがえたくない日本人 うさぴょん
「ごめんなさい。」
この一言は言いにくい。
「ノー。」
と言う言葉はときとして大変言いにくい言葉である。なぜなら否定する言葉だからだ。けれども、言いにくいからといって、言うべき時に、言わないでいると、相手に思いもよらない迷惑をかけることがある。
私の学校には、総合で英語の授業がある。その時、先生はこんな話をしてくれた。
「ハッキリ言うと、日本人は英語が下手です。中国やタイと比べると下手です。それは、なぜか。やる気がないからか。でも、日本人はやる気満々です。では、一体何がいけないのか。理由は、日本人が人前でまちがえるのをとてもおそれているからです。まちがえると変だと思われると考えているからです・・・・・・。」
その話を聞いて、私は、
(そういえばそうだなあ。問題が出たときもまちがえるといやだからって、手を挙げてないことがあるなあ。)
と気づいた。
「ごめんなさい。」
とか
「忘れました。」
という言葉は言いにくい。なぜなら、自分のまちがいを認めることだからである。私も、母におこられたとき
「だって・・・・・・なんだもん。」
とか
「だって・・・・・・だからさぁ。」
とにげるように言い訳をする。
何か約束事をして忘れたときもそうだ。
「えっとね。出る前にね、ちょっとさあ〜。あのねえ・・・・・・。」
と言わずに、初めから、素直に
「ごめんね。」
と言えばいいのに言わないから余計相手を怒らせてしまう。
「ごめんなさい。」
と言う一言は言いにくいが、言えばスッキリすることが分かった。
講評 nara
お、いい題名を思いついたね。字数は、647字だったみたいね。訂正しておいたからね。この前も話したように、日本人の根っこの性質が、いろいろな場面で形を変えて、表に出てくることがありそうだ。「そういえば……!」と関連付けて考えていくと、根っこの部分にたどりつく……そういうものごとのとらえ方ができると、作文の内容もどんどん深まってくるはずだよ。
11月も楽しく進めていこうね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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